2.ホントはやめたい! スマホ子育て(2)

では、どのくらいスマホが子育てに使われているのか。子育てへのスマホの利用度。これは皆様の資料の9ページに2つ、調査データを提供しております。子どもネット研というところが2017年2月に発表したデータと、ベネッセ教育研究所が10月に発表したデータをご紹介します。

【図1】が子どもネット研究所が公開したデータです。青い棒グラフ()が2015年の総務省の調査です。緑色()が子どもネット研の調査です。見ていきますと、緑色のほうが明らかに高いです。0歳児ですと2倍ぐらいで、1歳児は一番高まり方がひどくて、2.5倍、40%を超えています。3歳以上になりますと、6割以上使っているというデータが出ました。

図1 子育てへのスマホ利用状況

2015年から2016年の1年で、これぐらい差が出ているということです。子どもネット研の調査は2016年にやっています。

さらに、ベネッセが2017年10月に発表したデータはもっと強烈です【図2】。どのくらいかというと、例えば0歳児では44%。先ほど、高いと言ったのが21%ですから、さらに倍です。1歳児、41.8%だったのが64.6%。そして、2歳児が最も使用している。80.4%使っています。それより年齢が上がっていくとむしろ少し下がっていますけれども、それぐらいたくさん使っているという状態です。

図2 子育てへのスマホ利用状況

この調査は監修者が4人いまして、有名な先生方です。恐らく保育の関係者だったら尊敬されている方もいらっしゃる、そういう先生方です。その先生がこんな監修の言葉を出しています。「スマホが乳幼児の生活に、世間で懸念されているように深く入り込み、依存症状などを生み出しているのではないか等を慎重に調べましたが、結果はそうではなく、乳幼児が長時間利用している家庭はごくわずかであり、(中略)過度な心配をしなければならない、という結果ではありませんでした」。

別の幼児教育専門の監修者は、こんなコメントです。「唯一の気がかりはスマホを使わせていることです。なぜタブレットにしないのか」。

では、乳幼児が長時間利用している家庭はごくわずかというのが、データから見て本当にそうなのかということを検証してみます。