保育所・幼稚園における「育てにくさ」への対応(2)

ルールを守って遊べない場合

障害のあるお子さんもないお子さんも、診断がついているお子さんもついていないお子さんも、こうやって保育所や幼稚園ではいっぱい楽しく遊んでいるわけで、ただ、当然いろいろなトラブルとか、周りにとっては迷惑だよと言われるようなこともしちゃっているのが現状だと思います。

ルールを守って遊べないという場合、このスライドは小学生のドッジボールですが、「言葉が通じない」というふうによく先生から言われることがあります。多くの場合はそうではないんです。状況理解とか判断が弱いとか、先生や大人が説明する文章が長過ぎてわからないとか、ルールはわかっているのですが、行動のコントロールとか感情のコントロールがうまくできなくて失敗するというような場合です。

○もしこんな子がいたら…

今日は、この①、②、③とあるところの部分を、「先生方だったらどうなさいますか」ということをぜひ考えていっていただけるとありがたいなと思います。

これは、後ほどご紹介しますけど、事例1、友達にちょっかいを出してしまうZ君。事例2、友達と全く遊ばない、ひとり遊びをしているXちゃん。こういう子がいたときに、①、この子への具体的な対応は、先生方はどうしますか。②、周りの子どもたちにこういった子がいたとき、どう説明しますか。③、ご家族とはどういうお話をしますか。