2011年 インディカー 第17戦 レポート

2011年 今シーズンの最終戦となったラスヴェガスですが、予選16番手からポジションを11番手にまで上げたものの、最初の10ラップ目で、佐藤のすぐ後方で悲惨な多重クラッシュが発生。他のドライバーは大怪我を免れましたが、ダン・ウェルドン選手が犠牲となり、レースは大きな悲しみの中で中止となりました。
今回の事故に対する琢磨の思いと哀悼の意も捧げたレースレポートをお送りいたします。

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悲しすぎる結末
第17戦ラスヴェガス
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「本当に痛ましい出来事でした」 ラスヴェガス・モーター・スピードウェイで開催されたIZODインディカー・シリーズ最終戦でダン・ウェルドンの死亡事故が起きたことについて、佐藤琢磨はそう心中を打ち明けた。「ダンの奥さん、ふたりのお子さん、ご両親、そして家族の方々に心からお悔やみを申し上げます」

「重大な事故であることはわかっていましたし、ダンがマシーンから運び出されたことも知っていましたが、どれくらい深刻な状況かはわかりませんでした。15台が関係する、本当にものすごい事故でした。あたり一面にパーツが散らばり、マシーンは炎に包まれていました。とてもひどい状況で、激しいショックを受けました」

この週末、KVレーシング・テクノロジー-ロータスは好調で、琢磨はポイント争いで13番手となれそうな気配を漂わせていた。なにしろ、琢磨自身は34台中16番グリッドを得ていたものの、チームメイトのトニー・カナーンはポールポジションを勝ち取っていたのだ。

「トニーは最初のプラクティスからずっと調子がよさそうでした」と琢磨。「彼と同じ方向でクルマを仕上げようと思いましたが、満足なスピードを引き出すことはできませんでした。僕たちはクルマを完全にリビルトしていました。前戦のケンタッキーが終わってから、いったんマシーンをバラバラに分解したのです。何が原因だったかを調べるためでしたが、それほどシンプルな問題ではないことがわかりました。そこでチームはフリクションに関係するパーツをすべて組み直し、インディ500並みの大作業を行なうことにしたのです」

「ラスヴェガスはとても速いコースです。バンク角はテキサスより浅めだけれどかなり深く、コーナーの曲率はシカゴ並みに大きいため、クルマのセットアップは比較的容易で、グリップを引き出す必要はあまりありません。クルマの考え方は他のサーキットとだいぶ違って、空力パーツはレギュレーションで認められている範囲内ですべて取り外していきます。しかも、ドラッグを減らせるのであれば、メカニカルグリップを落とすことさえ厭いません」

1.5マイル・レースで200ラップを戦うフォーマットにかすかな不安を覚えながらも、レースで好成績を収めることを琢磨は期待していた。「ツーワイドやスリーワイドがかなりの距離で見られるだろうということがわかっていました。とてもエキサイティングです。でも、それと同時にものすごい集中力とライバルに対する信頼関係も求められることになります」

「僕たちのクルマはトラフィックのなかでは良好なハンドリングだったので、グリッドポジションのことはあまり気になりませんでした。なぜなら、レースではみんなが巨大な集団となって走ることがわかっていたからです」

「問題は、最終戦で少しでもいい成績を残したいと誰もが意気込んでいたことにあります。集団となって走るためにトップチームのアドバンテージは相対的に小さくなり、小さなチームが好成績を収めるための条件が揃っています。このため、どのドライバーもいつも以上に接近し、アグレッシブな走りを見せていました」

「ラスヴェガスのコース自体に問題はありません。問題は、そこをどう走るかという点にありました。この点を心にとどめ、お互いにスペースをしっかりとることが大切だったのです。ここのところ、僕たちはエキサイティングなレースを実現できていたので、ドライバーたちはさらにアグレッシブになり、必要以上に接近して走るようになっていました」

アクシデントは、トップ10を追っていた琢磨の直後で発生した。「本当に恐ろしい光景で、心が痛みました。その後、僕たちは“レースをすべきかどうか”について判断を求められました。そこで状況をすべて見渡し、追悼パレードを行なうことにしました。赤旗のままレースが終わることを望むドライバーはいませんでした。そこでインディ500のグリッドのようにスリーワイドで隊列を組み、ダンを追悼するとともにファンの思いに応えることにしたのです」

 

2011年 インディカー 第16戦 レポート

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予選22位:純粋にスピードが不足
決勝15位:持てる技術と精神力を最大限に発揮
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■予選:22位(Time 00:49.3662 Speed 215.856mph)

ケンタッキー・スピードウェイで決勝が開催されるメイジャー・インディ300の予選において、KVレーシング・テクノロジー-ロータスの佐藤琢磨は215.856mph(約345km/h)を記録、22位となった。
明日のレースには11列目のアウト側グリッドから臨むことになる。

【佐藤琢磨のコメント】

「決していい予選セッションではありませんでした。プラクティスはそれほど悪くありませんでした。マシーンのバランスはよく、トラフィックのなかを走るにも問題はありませんでしたが、予選で好タイムを記録するのは難しい状況でした。
2周のラップタイムはほとんど同じだったので、純粋にスピードが不足していたことになります。
残念ながら今回は決勝前のウォームアップがないので、すでに収集したデータを信じてレースに挑むことになりますが、できれば明日の決勝までにクルマが改善されることを期待しています」


■決勝15位(200Laps)

佐藤琢磨は、今季、オーバルの予選で初めてトップ10入りを逃し、22番グリッドからスタートを切った。
この日、ハードに戦い続けた琢磨は、徐々に、しかし着実に順位を上げ、一時は9番手となったものの、持てる技術と精神力を最大限に発揮しても、この日はトップ15前後でバトルをするのが精一杯だった。

【佐藤琢磨のコメント】

「とてもタフなレースでした。レース序盤、マシーンはとてもルーズ(オーバーステア)で何度かコントロールを失いそうになりました。けれども、最大の問題は全般的にスピードが不足していたことで、このため他のドライバーの後ろにつけてドラフト(スリップストリーム)を使いながら周回しました。
リスタートでは何度もポジションを上げましたが、マシーンが遅いためにほどなく追い越されてしまいました。最終的にレースを完走できたことはよかったと思います。
僕たちはできることをすべてやり抜き、チームとしての強さを示しました。ピットストップは素晴らしかったと思います。メカニックたちの働きぶりは最高でした。
今日は自分たちの実力を出し切ったとは言えないので、ファクトリーに戻ってからこの週末の様子を振り返ってみる必要があります」

 

2011年 インディカー 第15戦 「INDY JAPAN THE FINAL」 レポート

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予選11位:プラクティス低迷から挽回し11位
決勝10位:二度の接触を乗り越えチェッカーを受ける
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■予選:11位(Time 01:38.9194 Speed 108.561mph)

KVレーシング・テクノロジー-ロータスが擁する日本人スターの佐藤琢磨は、インディジャパン・ファイナルの予選において11位を勝ち取った。
母国で開催されるIZODインディカー・シリーズに参戦するのはこれが2度目となる琢磨は、全長2.983マイル(4.8014km)、合計14のコーナーを持つツインリンクもてぎのパーマネント・ロードコースにおいて、
98.9194秒(108.561mph。約173.7km/h)のベストラップを記録した。
琢磨は6列目内側のグリッドから9月18日の決勝に挑む。

【佐藤琢磨のコメント】

「もっといいグリッドからスタートすることを期待していたので、今日の予選結果には少し落胆しています。
けれども、今朝のプラクティスで低迷したことを考えれば、ここまで挽回できたのはよかったと思います。
明日は、長くてタフなレースになるでしょう。このコースではオーバーテイクするのが難しいので、僕はすべての機会を活用するつもりです。
これが日本で開催される最後のIZODインディカー・シリーズでもあるので、ファンの皆さんから素晴らしいサポートをいただいています。皆さんのためにも最高の成績を残したいと強く思っています」


■決勝10位(63Laps)

ツインリンクもてぎで開催されたインディジャパン・ファイナルの決勝において、地元のヒーローでKVレーシング・テクノロジー-ロータスの佐藤琢磨は10位フィニッシュを果たした。
母国でインディカー・レースを戦うのはこれが2度目となる琢磨は、KVレーシング・テクノロジー-ロータスのなかでは最上位の11番グリッドからスタート。レース序盤のアクシデントを乗り越えて7番手まで浮上したが、その後のリスタートでチームメイトのEJ.ヴィソと接触してしまう。ふたりのドライバーはコースに復帰して最後まで走りきり、琢磨は10位でチェッカーを受けた。

【佐藤琢磨のコメント】

「レースの結末はとても残念なものでした。それでも、大局に立って見れば、素晴らしいイベントだったと思います。今回はとてもタフな戦いで、難しい週末となりました。レースではいくつかドラマがありましたが、僕たちは最後まで戦い続けました。
ファンの皆さんのサポートは信じられないくらい素晴らしかったです。これ以上ないほど最高のイベントで、すべてのファン、そしてすべての関係者に心からお礼を申し上げます。素晴らしいサポートをしてくれたチームにも感謝します」

 

インディカー第15戦 「INDY JAPAN THE FINAL」開催!

2011年 「INDY® JAPAN THE FINAL」開催のお知らせ

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2011 / 9 / 18(金) フレンドシップデイ・練習走行
2011 / 9 / 19(土) 公式予選・前夜祭
2011 / 9 / 18(日) 決勝レース・フェアウェルイベント
2011 / 9 / 19(月・祝) アフターインディジャパンデイ
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LINK : ツインリンクもてぎ INDY® JAPAN THE FINALサイト
2011年9月18日 みんなで もてぎに応援に行こう。

■『インディカー・シリーズ』とは?

ル・マン24時間耐久レース、F1モナコ・グランプリと並び、「世界3大レース」と言われるインディ500を頂点とした、世界最高峰の自動車レースカテゴリ。米国モータースポーツの聖地とも称され、歴史的建造物にも登録されている、インディアナポリス・モーター・スピードウェイを舞台としたインディ500は来年で100周年を迎え、3大レースの中で最も古い歴史を持つ。
現在は大きくわけて「オーバル(楕円)」と「ストリート&ロード(市街地や空港に特設)」の2タイプのコースがあり、年間17戦でシリーズが構成されている。オーバルレースの魅力はずばり圧倒的な“スピード感”と“興奮”であり、マシンの最高速度は約380km/hにも達する。

■ 全長距離4.8km のロードコースバトル!

全長距離4.8キロ。ヨーロピアンスタイルのロードコース。コーナー数は14(右8、左6ヶ所)、最大直線長762メートル最大高低差30.4メートルのテクニカルサーキットで、多彩なコーナーとストレートの組み合わせは、ドライバーに高い技術を要求する。
全17戦で構成される2011 IZOD インディカー・シリーズの第15戦に位置し、チャンピオンをかけた緊張感溢れる激しい戦いが予想される。

会場 : 栃木県芳賀郡茂木町 ツインリンクもてぎ(Twin Ring Motegi)

 

2011年 インディカー 第14戦 レポート

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予選28位:ファステストラップが削除され28位
決勝18位:ボルチモアは18位に終わる
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■予選:28位(Time 01:25.3139 Speed 86.082mph)

予選の最初のセッションが残り数分となったとき、No.5のKVレーシング・テクノロジー−ロータスを駆る琢磨は3番手に相当するラップタイムを記録したものの、スピンを喫し、エンジンがストールしたためにコース上はフルコーションとされた。インディカー・シリーズのルールに従い、琢磨はふたつのファステストラップが削除され、14台が出走したグループ内の13位となった。
ただし、フルコーションが終わってもまだ1周の計測ラップを行なう時間が残されていたので、琢磨はアタックを再開し、今度はグループで4番手に位置するタイムを記録したが、これもペナルティとして削除されたため、明日の決勝には最後尾からスタートすることが決まった。

【佐藤琢磨のコメント】

「予選ではポジティブな感触を掴んでいて、トラフィックのなかを何周か走った後に最初の予選セッションを通過するのに必要なタイムを記録できました。残念ながら、それよりも速いラップを走行中、ダウンシフトでトラブルが起こって駆動力が失われ、エンジンがストールしたためにフルコーションとなりました。
これでふたつのファステストラップが削除とされました。フルコーションの後、もう1度計測ラップを行ない、予選の第2セッションに進出できるタイムを記録したものの、これも削除とされました。
決勝のスターティンググリッドについてはとても落胆していますが、とにかく全力を尽くします」


■決勝18位(73Laps)

決勝のスタートが切られると、何人かのドライバーが変則的なピットストップ作戦を選んで早めに給油を行なったこともあり、勢いに乗る琢磨は最初のスティントが終わったとき14番手まで順位を上げていた。
琢磨が最初にピットストップを行なったのは21周目で、これもやや早めながら、依然として2ストップ作戦を成立できるレース運びだった。
残念ながら、最初のフルコーションに続くリスタートで琢磨は多重クラッシュに巻き込まれ、フロントウィングにダメージを負ってしまう。イエローが提示されている間、チームは変則的な戦略への変更を決断、4ラップの間に2回ピットストップを行なうこととした。
この作戦は成功し、琢磨は次々とライバルたちをパス、いっぽうでトップグループが選んだ2ストップ作戦は失敗だったことが明らかになる。この時点で琢磨は6番手まで順位を上げていたが、残念ながらレースが残り2周となったところでウォールと軽く接触、この影響でマシーンにダメージを負い、18位でレースを終えた。

【佐藤琢磨のコメント】

「タフなレースでした。最初のスティントでは順位を上げられました。2スティント目の途中ではヘアピンで複数台が関係するアクシデントが発生し、これを避けきれずにフロントウィングにダメージを負ってしまいました。僕はコース上に留まり、混乱が収まったときには9番手となります。
僕たちはレースを走りきるのに必要な燃料を給油すると同時にフロントウィングの補修を行ないましたが、この結果、僕は集団の後方に転落しました。
ここからは本当に激しく戦い、ヘアピンではエキサイティングなオーバーテイクを何度も演じました。戦略もうまくいったと思います。
レース終盤に6位を走っていたとき、残念なことにウォールに触れてしまい、ステアリングがダメージを受けました。このためヘアピンは曲がれない状態となってしまいました。本当に残念でした」

 

「佐藤琢磨と元気に遊ぼう!」イベントレポート

2011年7月18日、ツインリンクもてぎにて「佐藤琢磨と元気に遊ぼう!」が開催されました。
これは、佐藤琢磨が米国で立ち上げた東日本震災支援プロジェクト「With you Japan」、
ならびにツインリンクもてぎを運営するモビリティランドが共催したチャリティイベントで、
琢磨の呼びかけにより「SAVE JAPAN」に参画する7名のドライバーも参加し、
南相馬市から招待された68名の子供たちと一緒にアトラクションなどを楽しみました。

イベントの模様は 動画でご覧いただけます。
Link:Youtube「佐藤琢磨と元気に遊ぼう!」
http://www.youtube.com/watch?v=mT2mDgC4qt8

 

2011年 インディカー 第12戦 レポート

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予選8位:初のニューハンプシャーの予選を8位で通過
決勝7位:力強いレースを披露し7位完走を果たす
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■予選:8位(Time 00:43.6573 Speed 169.044mph)

琢磨は、平均スピード169.044mph(約270.5km/h)を記録し、決勝には4列目グリッドの外側からスタートする。

【佐藤琢磨のコメント】

「今日の予選はまずまずの内容となりました。今朝のプラクティスではマシーンのフィーリングは良好でした。
その後、サポートイベントが行われて路面に異なる種類のゴムが付着したためにコースコンディションが変化し、どちらの方向にセットアップすべきか判断に迷う状況となりました。
予選では、路面コンディションが今朝の状態に近づき、安心してマシーンを操ることができました。ダウンフォースが多めで空気抵抗がやや大きく感じられたのは残念でしたが、明日のレースに向けて改善できることを期待しています」


■決勝7位(225Laps)

レース前半、いくつものバトルをくぐり抜けて5位へと浮上し、ここで第一巡目のピットストップが行なわれた。
燃料をセーブしていた琢磨はレースリーダーよりもピットストップを1周引き延ばすことに成功、これで2位へと駒を進めた。
2スティントではほとんどの周回を2位で走行していたが、その後、雨のため長いコーション・ピリオドに入ってしまう。レイン・コーションが終わってリスタートが切られると、すぐに2度目のコーションとなった。
2回目のリスタートの際、琢磨はレースリーダーのダリオ・フランキッティと接触してしまう。このアクシデントにより、琢磨は右フロントタイアとフロントウィングにダメージを負う。2回のピットストップを経て、琢磨のマシーンは完璧な状態ではないものの修復を終え、8位でバトルを再開し、依然としてリードラップに留まっていた。
残る周回も琢磨は果敢に攻め続け、マシーン修復の際に余分に給油していた関係でコースに留まっていたためもあり、数周かはレースをリードする場面もあった。
この日4回目で最後のピットストップを行った後、琢磨が7位を走行中にこの日2度目の雨によるコーションとなる。雨は引き続き降り続け、コースコンディションもベストとは言いがたいなか、リスタートを切るという疑問の残る判断が下され、この影響で数台が関係するアクシデントが発生する。琢磨もこの混乱に巻き込まれ、戦線離脱を余儀なくされた。その直後、オフィシャルは赤旗を提示、リスタートの2周前の順位が最終結果とされたため、琢磨は7位と認定されることになった。

【佐藤琢磨のコメント】

「レースのスタートでは3回続けてリスタートが行なわれました。とても混雑していましたが、ここでエキサイティングなバトルを何度か演じ、最初は敗れましたが結果的には順位を上げることに成功しました。
最初のスティントはハードに攻め、コース上でいくつか順位を上げられたのでとてもエキサイティングでしたが、それと同時に燃料もセーブし、リーダーよりも1周長く走り続けて2位に浮上できました。
その後、リスタートがあり、さらにコーションとリスタートが続きました。2回目のリスタートのとき、僕はダリオ(フランキッティ)と絡んでしまい、リペアのためにピットストップを行なうことになります。その後もダメージは完全には修復されていませんでしたが、ハードにプッシュして順位を上げることができました。
最後には雨でコーションとなり、路面が非常に滑りやすい状態でリスタートが切られました。スタート・フィニッシュ・ラインを横切る直前、複数台が絡む大きな事故が発生しました。このような形でレースが終わったことは本当に残念です」

 

2011年 インディカー 第11戦 レポート

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予選9位:9位で予選を通過
決勝4位:インディカーで過去最上位の4位でフィニッシュ
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■予選9位(Time 01:08.8653 Speed 118.039mph)

琢磨は、絵のように美しくチャレンジングな全2.258マイル(約3.613km)のコースで68.8653秒(118.039mph。約188.9km/h)のベストラップを記録。5列目インサイドのグリッドを得た。

【佐藤琢磨のコメント】

「とても落胆しています。昨日は走行できませんでしたが、今朝のテストセッションは順調で、バランスも良好でした。ただし、予選に向けてはもっとスピードが必要でした。苦しい予選セッションでした。マシーンはあちこちでスライドし、挙動は不安定でした。
今日のデータをすべて見直して懸命に作業することで、明日はスピードを上乗せできることを期待しています」


■決勝4位(85ラップ)

佐藤琢磨は、13のターンを持つミドオハイオ・スポーツカーコースで開催されたホンダ・インディ200において、4位でフィニッシュした。
琢磨の4位はインディカー・シリーズで過去最上位に相当するもの。
琢磨は9番グリッドからスタートすると、知的で我慢強いレース運びを見せる。そして最後のリスタートで傑出した手腕を発揮すると4位入賞を果たした。

【佐藤琢磨のコメント】

「今日の成績にはとても満足しています。タフな週末でしたが、自分たちの状況を考えれば、実現しうる最高の成績を残したと思います。
今朝のウォームアップも決して簡単な状況ではありませんでしたが、レースではそこから立ち直ることができました。エンジニアリングスタッフはしっかりとした仕事をこなし、ピットストップではクルーが最高のパフォーマンスを示してくれました。
レースを通じて我慢の走りを強いられ、勝負に出るときまであらゆるリソースをセーブしなければいけませんでした。最後のリスタートではいくつか順位を上げることができましたが、これはエキサイティングで、今日のレースのキーとなりました。
最後はトップ3に戦いを挑んで4位を手に入れましたが、できれば今後もこの勢いを保っていきたいと思います」

 

2011年 インディカー 第10戦 レポート

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予選1位:エドモントンでポールポジション獲得!
決勝21位:もらい事故で栄冠を逃す
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■予選1位(Time 01:18.5165 Speed 101.971mph)

No.5をつけたKVレーシング・テクノロジー−ロータスに乗る琢磨は、新装された全長2.256マイル(約3.61km)、合計13のコーナーを有するエドモントン・シティセンター空港の臨時市街地コースにおいて、
78.5165秒(101.971mph。約163.2km/h)のラップタイムを叩き出し、ポールポジションを獲得した。

今年インディカー・シリーズで2シーズン目を迎えた琢磨は、キャリア2度目のポールポジションを獲得した(最初のポールはオーバルコースのアイオワ)。琢磨がファイアストン・ファスト6に駒を進めるのは今季初めてのこと。昨年を含めると、これまで15戦が開催された市街地コース/ロードコースで、これが4度目にあたる。

【佐藤琢磨のコメント】

「今日は素晴らしい1日で、僕自身にとってもチームにとっても忘れられない日になるでしょう。KVレーシング・テクノロジー−ロータスに心からお礼を言います。
昨日の天候の影響で、今日はとてもタイトなスケジュールになりましたが、3人のドライバーとエンジニアが協力し合ってセットアップを正しい方向で進めることができました。これは最近ではお馴染みとなったことです。
今日は順調で、自信があり、予選ではポール獲得に向けては全力を投じ、またそれを勝ち取ることができたので、僕たちにとっては最高の結果だったと思います」


■決勝21位(79ラップ)

首位争いを演じていた佐藤琢磨はもらい事故に遭い、21位で決勝を終えた。チームメイトのトニー・カナーンは4位、EJ.ヴィソは20位に終わった。
琢磨は完全な被害者だった。ポールからスタートした琢磨は18周にわたりレースをリード、19周目にトラブルのため4番手に順位を落としたが、この日、最初のコーションとなったとき、リスタートで猛然と反撃に転じ、2番手へと返り咲いた。リスタートの直後、評判の悪いターン5に進入しようとしたところ、ライアン・ハンター−レイが琢磨の左リアに接触、これで琢磨はスピンに追い込まれた(この事故は避けうるものだったとして、ハンター-レイにはドライブスルー・ペナルティが科せられたほか、レース後には琢磨のもとを訪れて謝罪した)。
マシーンのダメージはさほど大きくなかったが、エンジンがストールしたため、再スタートを果たしたときにはラップ遅れとなり、これで実質的に琢磨のレースは幕を閉じた。

【佐藤琢磨のコメント】

「このような結果に終わるとは本当に残念です。スタートはとてもエキサイティングでした。レースをリードしているときの気分は最高でした。
それからマシーンのバランスに軽い問題が生じ、少し順位を落としてしまいました。その後、コーションがあり、僕たちはタイア交換を行ないます。
リスタートでは最大限、順位を上げることに成功し、2番手に浮上しました。すべて順調で、ペースもよかったのですが、不幸にもライアン-ハンターレイに接触されてマシーンはダメージを負い、ラップダウンになってしまいました。
その後はとても長いレースに感じられ、モチベーションを保つのに苦労しました。クルー全員に申し訳なく思っています。
週末を通じて、彼らは本当によく頑張ってくれました。レースの半ばまでは、本当にポジティブな展開でした。いまはただ、とても残念な気持ちでいっぱいです」

 

2011年 インディカー 第9戦 レポート

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予選19位:トロントの予選は19番手に終わる
決勝20位:20位でトロントのレースを終える
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■予選19位(Time 01:00.1003 Speed 105.124mph)
KVレーシング・テクノロジー-ロータスにとって今季もっとも落胆すべき結果に終わった。

佐藤琢磨は60.1003秒(105.124mph。約168.2km/h)で19番グリッドを得た。
トニー・カナーンは60.0149秒(105.274mph。約168.4km/h)で16番手、EJ.ヴィソは60.1191秒(105.091mph。約168.1km/h)で18番手だった。
琢磨より遅いヴィソが琢磨を上回る18番グリッドを得たのは、ふたりの予選グループが異なっていたからである。

【佐藤琢磨のコメント】

「残念な予選セッションでした。今朝のプラクティスでもバランスの悪さとグリップ不足に苦しんでいました。
予選ではいくつかの変更を行ない、クルマの状態はよくなりましたが、それでも予選の第1セグメントを通過するには不十分でした。
今晩はすべてのデータを見直し、明日のレースに向けて何を変更すべきか、懸命に検討することになるでしょう」


■決勝20位(79ラップ)
佐藤琢磨は、全長1.75マイル(約2.8km)で11のコーナーを持つトロントの市街地コースで開催されたホンダ・インディ・トロントの決勝において、レース序盤のアクシデントの影響により20位でチェッカーを受けた。

琢磨は19番グリッドからスタート。8ラップ目に18番手を走行していたところ、コーナーの進入で他車の後部に接触し、フロントウィング、フロントセクションの左側、そしてリアサスペンションにダメージを負った。
ピットでの修復を終えた琢磨は6周遅れでレースに復帰。その後もコーションフラッグが何度も提示され、多くのマシーンがリタイアしていったことから、チームはレースを続行するとともに、今後の市街地コースやロードコースでのイベントに備え、このレースをタイアや燃料のストラテジーについて検討する機会として利用することを決めた。

次戦エドモントンは、7月22〜24日にカナダのエドモントン・シティ・センター・エアポートの市街地サーキットを利用して開催される。

【佐藤琢磨のコメント】

「残念でした。難しいレースで、いろいろなことが起きているなか、他車の後部に接触してしまいました。
クルマの修復が終わったときは6周遅れとなっていましたが、レースの状況からしていくらかでもポイントが獲得できる状況だったので、今後の市街地コースやロードコースに向けての準備も兼ねて、最後まで走り切ることにしました」

 

2011年 インディカー 第8戦 レポート

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予選1位:アイオワでポールポジションを獲得
決勝19位:力走するもアクシデントで19位に終わる
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■予選1位(Total Time 00:35.6857、Avg Speed 180.375)

6月25日土曜日にアイオワ・スピードウェイで決勝が開催されるアイオワ・コーン・インディ250の予選が 24日行なわれ、KVレーシング・テクノロジー-ロータスの佐藤琢磨は、インディカー・シリーズに参戦した日本人ドライバーとして、史上初めてポールポジションを獲得した。

琢磨のインディカー・シリーズ参戦は今回が26戦目で、オーバルレースは通算13戦目、アイオワのレースはこれが2戦目となる。チームの記録上は4度目のポールポジションだが、公式戦ではこれが3度目にあたる。

昨年、アイオワのレースを初めて戦った琢磨は、予選で7位を獲得、決勝でもアクシデントでリタイアするまで力強い走りを見せていた。

今季8戦目にして、琢磨がトップ10で予選を通過したのはこれが5回目で、トップ5は3回目、ポールポジションはこれが初めてとなる。

【佐藤琢磨のコメント】

「チームのスタッフ全員、ファン、スポンサー、そして僕をサポートしてくれるすべての人たちに心からお礼を申し上げます。とても素晴らしい結果を残すことができました。

昨年の経験から、今回もコンペティティブに戦えるだろうという予想は抱いていて、今朝のプラクティスでもまったく問題なく、順調に走行できました。予選に向けて、どこをセットアップすべきかもわかっていました。

3人のKVRT-ロータス・ドライバーが密接に連携し、エンジニアと密接に連携し、素晴らしい答えを出すことができました。そしてメカニックたちは完璧な状態にマシーンを仕上げてくれました。今日の結果は本当に嬉しいものです」


■決勝(182 Laps)

力走するもアクシデントで19位に終わる。

日本人として初めてIZODインディカー・シリーズでポールポジションを勝ち取った琢磨は、スタートしてから最初の7周をリード。

この日は4番手以下に順位を落とすことなく、2位でレースを終えられそうな展開だった。時に忍耐が必要なレースをスマートに戦い、首位争いを演じるダリオ・フランキッティやマルコ・アンドレッティにプレッシャーを与えた。そして、このままいけば表彰台に上るのは確実と思われた。

ところが、この日、最後となる3回目のピットストップを終えたとき、バンプに乗り上げた拍子にコントロールを失い、ウォールと接触してレースを終えた。

【佐藤琢磨のコメント】

「次第にバンプでハンドリングがオーバーステアになっていき、最終的にコントロールを失ってしまいました。
チームのスタッフ、ファン、そしてスポンサーの皆さんに申し訳なく思います。それまではとても好調でした。
非常に落胆しています」

 

2011年 インディカー 第7戦 レポート

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予選5位:初参戦のミルウォーキーで予選5位を勝ち取る
決勝8位:ドライブスルーペナルティを乗り越えて8位入賞
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■予選5位(Total Time 00:42.7766 Avg Speed 170.841)

琢磨は、ミルウォーキーは初参戦にもかかわらず、169.308mph(270.9km/h)で5位を獲得。2週連続でトップ5グリッドからレースに挑むことになった。

先週、テキサスでオーバルの予選としては過去最上位となる4位を獲得するなど、琢磨がトップ10で予選を通過するのは今季これが4度目となる。
翌日のレースは、琢磨がIZODインディカー・シリーズに参戦して25戦目、オーバルレースとしては12戦目にあたる。

2011年シーズンの琢磨は、開幕戦のセントピーターズバーグ(市街地コース)とテキサス(オーバル)でキャリアベストの5位を記録したほか、ブラジルではインディカー・シリーズで初めてレースをリードした末に8位でフィニッシュした。
トップで23周を周回した琢磨は、フィニッシュ直前に燃料をスプラッシュ(ほんの少しだけ給油する、の意味)しなければならなくなり、このため優勝のチャンスを逃した。これまで118ポイントを獲得した琢磨は、ポイントスタンディングで現在10位につけている。

【佐藤琢磨のコメント】

「とても大きな成功を収めることができた1日でした。昨晩から今日にかけて、非常にポジティブな変更を行ない、マシーンは好調でした。
結果的に予選では思い切り走行することができ、エキサイティングでした。チームの全員が素晴らしい仕事をしてくれたと思います。本当にいい1日でした」


■決勝8位(225 Laps)

琢磨は、ミルウォーキー225において、ドライブスルーペナルティを乗り越えて8位入賞を果たした。

No.5のKVレーシング・テクノロジー-ロータスに乗る琢磨は、5番グリッドからスタートするとすぐに4番手に浮上したが、その後、第1スティントの終わりには9番手へとポジションを落とした。
さらには最初のピットストップの際にチームのクルーと接触、これでドライブスルーペナルティを科せられてしまう。

1周遅れの15番手となった琢磨は、巧妙な戦略とKVRTの素早いピット作業にも助けられて徐々に順位を取り戻し、シーズン4回目となるトップ10フィニッシュを果たした。

琢磨は、6月15日(水)に父・佐藤和利が逝去したことを受け、喪章を腕につけて本日のレースに挑んだ。

IZODインディカー・シリーズでキャリア最上位となる5位をセントピーターズバーグとテキサスで記録、ここミルウォーキーとブラジルでは8位に入った。
本日、24ポイントを上乗せした琢磨は合計142ポイントを手に入れ、ポイントスタンディングではひとつ順位を上げて9位となった。

【佐藤琢磨のコメント】

「苦しくて長いレースとなりました。レースの序盤は順調なペースで周回を重ねていきました。
ところが、スティントの中間くらいからバランスが崩れ始め、ペースを保つのが難しくなります。
ピットストップの際は非常に込み合っていて、ピットボックスに入るところで接触を起こしてしまいました。このためドライブスルーペナルティを受けることになり、1周遅れとなりましたが、続く2回のフルコーションで順位を取り戻し、トップ10圏内に返り咲くことができました。
チームのスタッフには深く感謝しています。彼らの働きぶりは素晴らしかった。チームにとっては大変な一日でしたが、ミルウォーキー最初のレースで非常に貴重な経験を積むことができました」

 

2011年 インディカー 第6戦 レポート

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予選4位:オーバルの予選では過去最高の4位を獲得
決勝第1レース5位:オーバルレースで過去最高の5位を獲得
第2レース12位:抽選で25番グリッドからスタート
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■予選:4位(Total Time 00:48.8461 Avg Speed 215.186mph)

琢磨は、全長1.5マイル(約2.4km)の“おむすび形”をしたテキサス・モーター・スピードウェイを2ラップする予選において平均214.470mphをマーク。オーバルコースの予選としてはIZODインディカー・シリーズでキャリア・ベストとなる4番グリッドを手に入れた。
チームメイトのトニー・カナーンは214.252mphで6番手、EJ.ヴィソは212.494mphで19番手となった。

ファイアストン・ツイン275の決勝は、明晩、114ラップのレースを2度行なう形で開催される。
今日の予選は、明日19:45(中部標準時間)にスタートが切られる第1レースのグリッドを決めるもの。

第2レースのグリッドは、第1レースが終わったとき、抽選にて決められる。第2レースは21:45ごろスタートが切られる。それぞれのレースでは、通常のレースの半分のポイントが授与される。
1日に2レースを開催するのは、IZODインディカー・シリーズとしては初の試みだが、インディカー・シリーズとしてはこれが18度目となる。最後に2レース制が実施されたのはアトランタのレースで、CARTが統括していた1981年のことだった。KVRT−ロータスに所属する3人のドライバーにとって、ひと晩に2レースに出走するのはこれが初の経験となる。

【佐藤琢磨のコメント】

「素晴らしい予選で、とてもエキサイティングでした。マシーンのバランスは良好で、最高のフィーリングでした。予選で好成績を期待できることは、今朝のプラクティスが終わった段階でわかっていましたが、TK(トニー・カナーン)の予選アタックを見たとき、期待は自信に変わりました。
今度は、決勝で力強く戦えるマシーンを作り上げなければいけません。これは予選とは大きく変わったものになるでしょう」


■決勝第1レース:5位(予選で4番グリッドからスタート)
     第2レース:12位(抽選で25番グリッドからスタート)

IZODインディカー・シリーズのオーバルレースにおける予選で過去最高位となる4位を獲得した琢磨は、第1レースでもオーバルコースでキャリア・ベストの成績を残した。
琢磨は7位以下に順位を落とすことがなく、最高は3位まで順位を上げた。我慢すべきところは我慢し、必要に応じて状況に適合したりポジションを守ることができることを示した。
今回の5位入賞は、オーバルコースでの最高位であると同時に、2011年開幕戦のセントピーターズバーグで挙げたIZODインディカー・シリーズ・ベストの成績に並ぶものである。

第2レースでは、抽選で25番グリッドを引くという不運に見舞われる。
とはいえ、第1レースの5位入賞で自信を得た琢磨は、ゆっくりと、しかし確実に順位を上げていき、通常の半分のポイントが与えられるレースで12位完走を果たした。
信じられないようなバトルが何度かありながらも、琢磨はポジションを守り通し、オーバルレースを2戦連続で力強く戦い抜くことに成功した。

【佐藤琢磨のコメント】

「KVRT−ロータス・チームのみんなにお礼をいいたいと思います。素晴らしい週末で、力強い結果を残すことができました。
最初のレースでは特に力強く走り切ることができました。レースがスタートしたとき、マシーンのバランスは最高とは言い難い状態で、少し順位を落としてしまいました。
けれども、その後、徐々に順位を取り戻していくことができたのはエキサイティングでした。
第2レースは本当にクレイジーな展開でした。後方からのスタートでしたが、集団をくぐり抜けていくことができました。
今日はコーションがなかったので、ジャンプアップするのは難しい状況でしたが、順位を上げていくことはとても楽しく感じられました。バトルしている最中に何度か驚くようなことが起きましたが、今日の結果にはとても満足しています」

 

2011年 インディカー 第5戦 レポート

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決勝リタイヤ:20ラップで無念のリタイア
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2011年5月29日、インディアナ州インディアナポリス。KVレーシング・テクノロジー-ロータスのトニー・カナーンは100周年記念となる2011年「インディ500」において4位フィニッシュを果たした。
チームメイトの佐藤琢磨とE.J.ヴィソは別々の事故に巻き込まれ、それぞれ33位と32位に終わった。

インディ500挑戦はこれが2度目となる琢磨は、No.5のモナヴィー-KVレーシング・テクノロジー-ロータスを駆り、予選で10位に入る健闘を示した。
決勝では、スタート直後にやや順位を落としたものの、やがて状況は落ち着き、マシーンを徐々に仕上げていったが、20ラップに他のドライバーが琢磨の下側に入り込んだため、これを避けようとしてウォールに接触、リタイアに追い込まれた。

【佐藤琢磨のコメント】

「今日のレースでは、いい結果が期待できる10番グリッドからスタートしました。最初はちょっと苦しみましたが、レース中にマシーンのバランスを整える自信はありました。やがてリズムに乗ってドライビングできるようになります。
ところで、ドライバーとスポッターのコミュニケーションはオーバルレースではとても重要なものです。今日はこのコミュニケーションに問題があり、インサイドからアプローチしてきているクルマがあることを知らされていませんでした。
クルマがいると知らされたとき、僕はもうフルスロットルでターン1に進入しようとしているところでした。ここで僕はスロットルを戻し、コントロールを失ってしまったのです。今日はいい結果が残せそうだったので、とても落胆しています」

 

2011年 インディカー 第4戦 レポート

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予選10位:第4戦の予選を10番手で通過
決勝8位:雨のなか首位に立つも、8位でフィニッシュ
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■予選:10位(Time 01:22.7379 Speed 110.344mph)

琢磨は、全長2.6マイル(約 4.16km)、バンピーで11のコーナーを持ち、チャレンジングなことで知られるサンパウロの市街地コースにおいて82.7379秒(110.344mph /約 177km/h)の予選タイムを記録し、明日の決勝には5列目外側のグリッドからスタートすることになった。

【佐藤琢磨のコメント】

「順調な1日ではありませんでしたが、2回のプラクティスを通じ、僕たちはコンスタントに前進していきました。予選では、できることすべてに挑戦するとともに、チームもうまくまとめあげてくれましたが、まだスピードが不足しています。
したがって、今晩は今日、収集したデータを見直し、レースに向けてもう少しスピードをあげられるように努力しなければいけません。
この状況を考えれば、今日のパフォーマンスにはまずまず満足していますが、明日は力強いレースが戦えそうな気がしています」


■決勝8位(55Laps)

昨日は激しい雨により多くのマシーンがアクシデントに巻き込まれ、インディカーのオフィシャルは14ラップが終了したところでレースを延期とした。
本日のレースはタイムド・イベントとされ、昨日走行した40分46秒を2時間から差し引いた1時間19分14秒でチェッカーが振られることになった。
曇り空ながらコースはウェットというコンディションの下、雨のなかでインディカーを操ったことのない琢磨は、昨日のレースを10番手からスタートしながら、オープニングラップのアクシデントを巧みに避けた。
レースが中断となったとき、琢磨は7つ順位を上げて3番手となっており、本日はこのポジションから再スタートを切ることになった。
今朝、レースが再開されて5ラップが経過したとき、琢磨はライアン・ブリスコーを抜いて2番手に浮上。
さらに、その後のフルコーションに続くリスタートでウィル・パワーを抜き、トップに立った。
琢磨は続く23周の間、首位の座を守り続けたが、これはインディカー・シリーズに参戦して初めてのことだった。 しかし、マシーンに搭載された燃料の量を考えると、琢磨がこのままフィニッシュするにはあと1回、フルコーションになることが必要だった。 55ラップで終了したレースの49ラップ目にピットインした琢磨は、わずかな量を給油している間に順位を落とし、それからレースに復帰した。

【佐藤琢磨のコメント】

「このレースには大きな期待をかけていましたが、プラクティスと予選が終わったところで、ドライのままではトップレベルのチームにかなわないことが明らかになりました。
ところが、僕はインディカーをウェットコンディションで走らせたこともなければウェットタイアを使ったこともなかったのに、走り始めてすぐにペースを上げることができました。
決勝は本当に楽しかったです。リスタートのたびにポジションを上げて行きましたが、ペンスキーの2台を追い越した時は本当にエキサイティングでした。首位に立ってからはペースをコントロールすることもでき、燃料をしっかりセーブすることもできました。けれども、最終的に僕たちの作戦は成功しませんでした。
後になって思えば、我々はギャンブルをする必要はなかったので、最後のフルコーションで給油を行なうべきでした。 うまくいかなかったのは残念ですが、週末を通じて懸命に働いてくれたスタッフにはお礼を言いたいと思います」

 

2011年 インディカー 第3戦 レポート

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予選22位:22番グリッドから明日の決勝へ
決勝21位:力走するも21位に終わる
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■予選:22位(Time 01:10.8197 Speed 100.040mph)

カリフォルニア州ロングビーチの市街地コースで決勝が行なわれるトヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチの予選において、佐藤琢磨は 22位だった。
ロードコースおよび市街地コースの予選で琢磨が第2セグメントに進出できなかったのは、今季これが初めてのこと。 明日、琢磨はインディカー・シリーズで20戦目となるレースをここロングビーチで迎える。

【佐藤琢磨のコメント】

「今日は必要なスピードを手に入れることができず、とても苦しい予選となりました。
レッドタイアを装着したところマシーンのバランスが崩れてしまい、速く走れなかったのです。とても残念でした。 前回のレースでは、決勝当日の朝に行なわれたウォームアップでマシーンを改良できたので、今晩は、今日収集したデータを見直し、 明日のレースに向けてマシーンのスピードを高められるように努力します」


■決勝21位(81Laps)

佐藤琢磨は力強い戦い振りを見せたものの、他のドライバーに追突されてタイアがパンクし、これが原因で21位に終わった。
今季初めてロードコース/市街地コースで予選の第2セグメントに進出できず、22番グリッドからスタート。
レース序盤は基本的にこの位置に留まっていた。
ところが、最初のピットストップを終えると徐々に順位を上げ始め、2回目のピットストップ後は10番手まで浮上していた。67周目後のリスタートではターン1で多重クラッシュが起きたが、琢磨は無事にこれを通過。
しかし、その直後のターン8で他のドライバーに追突されてタイアがパンクし、実質的に琢磨のレースはここで終わってしまった。

【佐藤琢磨のコメント】

「ものすごく残念です。スタートはうまくいき、その後も順調に周回を重ねていました。
タイアと燃料をセーブしながら、自分たちの作戦に沿って走り続けました。
僕の前を走っていたドライバーが早めにピットを行なったのに対し、僕は何ラップか余計に周回できたので、順位を上げることができました。 リスタート後は7番手まで 駒を進め、このレースのウィナーとなるコンウェイとサイド・バイ・サイドを演じていました。ところが、その彼が追突してきたのです。 これでタイアがパンクし、僕はピットに戻らなければならなくなりました。
全般的にいって、僕たちはチームとしていい仕事をやり遂げ、作戦もよかったと思いますが、純粋なスピードを高めるためにさらなるハードワークをこなさなければいけないと感じています。
できれば、ブラジルまでにこの点を改善したいと思います」

 

2011年 インディカー 第2戦 レポート

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予選11位:11番グリッドより第2戦に挑む
決勝16位:トラブルに見舞われ16位に終わる
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■予選:11位(Time 01:12.1667 Speed 114.734mph)

佐藤琢磨は全長2.38マイル(約3.11km)で計17のコーナーを持つバーバーのパーマネント・ロードコースにおいて、11番グリッド、6列目の イン側からホンダ・グランプリ・オブ・アラバマに臨むことが決まった。
今季、2戦目にして2度目となるロード/市街地コースの予選を、琢磨は 2度とも11位で通過したことになる。
IZODインディカー・シリーズへの参戦は2シーズン目となる琢磨は、計18戦のキャリアでベストとなる5位で フィニッシュした開幕戦ホンダ・グランプリ・オブ・セントピーターズバーグでの成績を塗り替えることに期待がかかっている。

【佐藤琢磨のコメント】
「残念な予選でした。僕たちはクルマを煮詰め、実際によくなっていたのですが、周囲を見渡すと、十分なスピードとはいえなかったようです。 自分たちの期待どおりの成績を残せなかったことは残念で仕方ありません。
できることはすべてやりましたが、困難にもたくさん直面しました。
明日のレースに備えて、僕たちは本当に一生懸命、働かなければいけないでしょう」


■決勝16位(90Laps)

決勝において目覚ましい活躍を見せたものの、コース上のアクシデントに巻き込まれたり 給油装置のトラブルに見舞われたりし、16位でフィニ ッシュした。
週末を通じ、KVRTロータスのドライバーとしてもっとも速かった琢磨は、トップ10入りを確実視されていた。
レースでは早々と9番手に浮上すると、その後も トップ10の前後に位置するポジションで走行し、一時は7番手まで順位を上げた。
しかし、このポジションを争うなかで、琢磨は2度のアクシデントに遭遇し、2回目のアクシデントでは フロントウィング交換のためピットストップを強いられた。
その後のピットストップでは給油装置に不具合が発生、再び ピットストップをすることとなる。
こうした不運にもかかわらず、琢磨は諦めずに戦い続け、貴重なチャンピオンシップポイントを手に入れたのである。
5位でフィニッシュしたセントピーターズバーグで44ポイントを獲得したのに続き、今回は14ポイントを追加し、ポイントスタンディングでは 現在 8位につけている。

【佐藤琢磨のコメント】
「不満の残る、残念なレースでした。ただし、一面では エキサイティングなレースでもありました。
コース上では何台かのマシーンをオーバーテイクし、リスタートでも順位を上げました。
ある時期まで、とても力強いレース運びをしていたと思います。
残念ながら、僕はアクシデントに遭い、マシーンにダメージを負ってピットストップを余儀なくされました。
しかも、レース終盤のピットストップでは給油装置にトラブルが起き、もう一度ピットに入らなければいけませんでした。 結果的に、僕たちの期待どおりに事は進みませんでしたが、今日のレースにもポジティブな側面はあったので、この流れを今後につなげていきたいと思います」

 

2011年 インディカー 第1戦 レポート

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予選11位:11番グリッドから開幕戦に挑む
決勝5位:ついにトップ5フィニッシュを果たす
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■予選:11位(Time 01:02.9312 Speed 102.970mph)

セントピーターズバーグの市街地で決勝が開催される予選において、佐藤琢磨は11位のポジションを得た。
琢磨にとっては、昨年と同じ11番グリッドからセントピーターズバーグのレースに挑むことになる。

【佐藤琢磨のコメント 】
「トップ10で予選を通過できず、残念でした。ここまでタフなウィークエンドになっています。
プラクティスと予選を通じ、クルマの良好なバランスとグリップを見つけ出すのに苦しみました。
ただし、これらのセッションで価値あるデータを収集することに成功しています。
明日のレースに向けてクルマを改良するには、たくさんの仕事をしなければいけないでしょう」


■決勝5位(100Laps)

開幕戦としてセントピーターズバーグの市街地で開催された決勝において、琢磨はインディカー・シリーズ参戦18戦目にして初のトップ5 フィニッシュを果たした。
昨年と同じ11番グリッドを手に入れた琢磨は、オープニングラップで起きた事故の後で6位に躍進。
しかし、新しいルールに従い、2列に整列してから行なうリスタートにアウト側から臨んだところ、ここで順位を落とすことになってしまう。
ここから琢磨は、ときに力強く、また時に巧妙なレース運びを見せて数台をパス。さらには、KVRT・ロータスのクルーによる素早いピット作業が、その後の戦いを有利に導くこともあった。

【佐藤琢磨のコメント 】
「素晴らしいシーズンの滑り出しとなりました。インディカー・シリーズでは初のトップ5フィニッシュです。
スタートでは事故を避け、ここで数台を抜きました。ただし、リスタートでは残念ながらいつも2列整列の外側になり、ここから順位を上げるのはとても難しいように思えました。それどころか、実際には順位を落とすことになってしまったのですが……。いずれにしても、エキサイティングなレースでした。コース上で何台かをパスしましたし、ピットストップではチームが目を見張る働きをしてくれたので、ポジションを取り戻すことができました。チームとしてはさらに努力をしなければいけませんが、このような形で開幕戦を終えられ、本当に嬉しく思っています」

 
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