インディカー第17戦 (2010年 最終戦) レポート

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予選9位:9番グリッドから最終戦い挑む
決勝18位:完走でデビューシーズンを締めくくる
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■予選:9位 (Total Time 00:50.5879 Avg Speed 211.355mph)

佐藤琢磨のオーバルレーシングにおける成長は非常に速く、土曜日に ホームステッド・スピードウェイで開催されるカフェ・ド・ブラジル・インディ300の予選では、再びトップ10入りを果たした。
今年の5月までオーバルコースを走ったことのなかった琢磨は、金曜日に2ラップ平均で211.355mph(約338.2km/h)を記録。オーバルでは6度目となるトップ10グリッドを獲得した。
今季、オーバルにおける琢磨のベストグリッドはアイオワでの7番手である。
ロータスのためにパリ・モーターショーを訪れた琢磨は、木曜日に大西洋を横断、ホームステッドでのデビューに備えた。プラクティスは1時間しか用意されていなかったにも関わらず、元F1ドライバーは予選で驚くべき活躍を示した。
なお、2週間前に日本のもてぎで開催されたレースでは、母国ファンの前で12位完走を果たしている。

【佐藤琢磨のコメント 】
「チャレンジングな1日でした。このマイアミのコースはとてもタフですね。ここに来たのは初めてですが、路面がとても滑りやすく、マシーンのバランスをとるのに苦労しました。それでも、プラクティスではマシーンを煮詰めていくことができ、予選ではいい走りができました。9位で予選を通過できたことには満足しています」


■決勝18位(199Laps)

土曜日にホームステッド・スピードウェイで開催されたカフェ・ド・ブラジル・インディ300の決勝は、KVレーシング・テクノロジーの 2010年IZODインディカー・シリーズを象徴するようなレースとなった。
つまり、コース上での速さを最終結果に結びつけることができなかったのだ。
18位でシーズン最終戦を終えたシリーズルーキーの佐藤琢磨は、200ラップの決勝中に何度も侮りがたいスピードを披露したが、上位フィニッシュのチャンスを些細な不運でフイにしたのである。
前日の予選で9位に入り、引き続きオーバルコースでの成長が著しいことを印象づけた琢磨は、ダン・ウェルドン、マルコ・アンドレッティ、エド・カーペンター、ヴィットール・メイラといったオーバルのベテランたちと果敢に戦ったが、レース終盤の接触で順位を落とし、18位でチェッカードフラッグを受けた。
序盤戦はトップ10に食い込んでいた日本人のスタードライバーは、残り20周となったところでスリーワイドとなり、ここでアクシデントを喫したのである。

【佐藤琢磨のコメント】
「本当にタフな1日でした。レース序盤はマシーンのバランスに苦しみましたが、最初のピットストップで変更を加えたところ、状況はいくぶん改善されました。けれども、スピードは足りませんでしたね。今日はエキサイティングなレースで、2ワイドや3ワイドになることもしばしばでしたが、レース終盤に2台のマシーンに挟まれ、ここで接触した影響で順位を落としてしまいました。KVレーシング・テクノロジーのクルーはピットストップでミスを犯すことがありませんでした。この1年間、一生懸命がんばってくれた彼らにはお礼を言いたいと思います」

 

2010年 インディカー第16戦 「INDY JAPAN 」 レポート

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予選10位:わずか27ラップのプラクティスの後、予選10位を勝ち取る
決勝12位:たくさんの声援の中、日本人最高位の12位で完走を果たす
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■予選:10位(Total Time 00:54.9423 Avg Speed 199.191mph)

佐藤琢磨は9月19日(日曜日)に開催されるインディ・ジャパン300に10番グリッドから挑むことが決まった。
予選が行なわれた18日(土曜日)、琢磨とロータスKVRTはツインリンクもてぎで驚くようなストーリーを紡ぎだした。
F1を7シーズン戦ったベテランドライバーの琢磨が、もてぎのスーパースピードウェイをインディカーで走行したのは、この土曜日が初めて。33歳のルーキーにとって、土曜日が初走行というのは極めて不利な条件である。 しかも、土曜日の午前中に行なわれたプラクティスが始まって間もなくマシーンの 一部が破損。これで琢磨はコントロールを失ってスピン、マシーンはターン1の外壁に激突してしまう。
ここからKVRTのクルー、それにコ・オーナーのジミー・ヴァッサーはマシーンの修復に取りかかり、驚くべきことに、午後のセッションで27ラップの走行を実現させた。
そして予選では2ラップの平均で199.191mph(約318.7km/h)をたたき出して5列目グリッドを奪取、詰めかけた自国ファンを熱狂させたのである。

【佐藤琢磨のコメント】
「KVレーシング・テクノロジーは今日、栄冠を勝ち取ったといえます。これはチーム全体が努力した結果です。今朝はとても困難な状況に陥りましたが、スタッフの全員、それも3台のマシーンを担当するメカニック全員が一堂に集まり、僕のマシーンを修復してくれました。彼らひとりひとり、そして彼らが成し遂げてくれた仕事に、心からお礼を言いたいと思います。 本当に素晴らしい働きぶりでした。2回目のプラクティスではそれほどたくさんは周回できませんでしたが、シリーズのなかでもっとも困難とされる もてぎで安心してアタックできるマシーンを用意してくれたエンジニアにも感謝しています。ファンの皆さんにもお礼を申し上げます。皆さんの声援が僕を後押ししてくれました。次のステップは今日の走行データをじっくりと見直すことですが、できれば明日はいいレースを戦いたいと願っています」


■決勝12位(200Laps)

全17戦で競われるIZODインディカー・シリーズの第16戦が開催されたツインリンクもてぎにおいて、佐藤琢磨はまるでロックスターのような扱いを受けた。
パドックでは熱狂的なファンに囲まれ、そしてコース上ではバトルを繰り返しながら、東京の北に位置する1.5マイルの高速オーバルコースで琢磨は12位完走を果たした。
25台中10番グリッドからスタートした琢磨は、200周で競われるレース序盤は我慢を重ね、今回のレースでは日本人最高位となるポジションでチェッカードフラッグを受けた。
F1を7シーズン戦ったベテランドライバーはマルコ・アンドレッティなど多くのトップテンダーとホイール・トゥ・ホイール のバトルを繰り広げ、日本人ファンを喜ばせた。
IZODインディカー・シリーズのルーキーである琢磨は、極めて難しいコンディションのなか、少なくとも7人のドライバーをオーバーテイクして観客を魅了した。
高い気温のため路面は滑りやすく、これがオーバーテイクを非常に困難なものとしていたのだ。
レースが終わると、琢磨はターン1のキャッチフェンスによじ上り、琢磨応援席に詰めかけた2500人のファンに対する感謝の気持ちを表わした。

【佐藤琢磨のコメント】
「厳しいレースでしたが、最終的にはロータスKVチームにとって素晴らしい結果となりました。スタートでは集団が密集していたうえに路面が滑りやすく、非常に難しい状況でした。我慢を強いられる状況でしたが、今日は何回もオーバーテイクができました。素晴らしいファンの皆さんにもお礼を申し上げます。今回のスポッターはニック(ハーヴェイ)で、彼とは協力しあってレースを戦いました。レース中盤にはいくつか順位を落としましたが、その後は必ずポジションを挽回しました。全般的にいって、今日はチーム全体にとって素晴らしい成果を挙げることができたので、この週末の働きについてスタッフ全員に感謝しています。最後に、信じられないような声援を送ってくださったファンの皆さんに改めてお礼を申し上げす」

 

インディカー第16戦 「INDY JAPAN 300mile」開催!

2010年 「INDY JAPAN 300mile」開催のお知らせ

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2010 / 9 / 17(金) フレンドシップデイ
2010 / 9 / 18(土) 予選日
2010 / 9 / 19(日) 決勝日
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■『インディカー・シリーズ』とは?

ル・マン24時間耐久レース、F1モナコ・グランプリと並び、「世界3大レース」と言われるインディ500を頂点とした、世界最高峰の自動車レースカテゴリ。米国モータースポーツの聖地とも称され、歴史的建造物にも登録されている、インディアナポリス・モーター・スピードウェイを舞台としたインディ500は来年で100周年を迎え、3大レースの中で最も古い歴史を持つ。
現在は大きくわけて「オーバル(楕円)」と「ストリート&ロード(市街地や空港に特設)」の2タイプのコースがあり、年間17戦でシリーズが構成されている。オーバルレースの魅力はずばり圧倒的な“スピード感”と“興奮”であり、マシンの最高速度は約380km/hにも達する。

■ 時速300kmオーバーのバトル、インディ・ジャパン!

インディカー・シリーズの醍醐味ともいえるオーバルレースが、アメリカ以外で開催されるのは日本だけ!あらゆるエンターテインメントの中でも他では決して味わうことのできないスリルと興奮、そしてインパクトがインディ・ジャパンにある。
全17戦で構成される2010 IZOD インディカー・シリーズの第16戦に位置し、チャンピオンをかけた緊張感溢れる激しい戦いが予想される。

F1からの転向で話題を集める佐藤琢磨の参戦により、開幕当初から日本国内での関心も最高潮!凱旋母国レースでは日本人ドライバー初優勝に対する期待もますます高まり、過去最高にメディアの注目が集まるのは間違いない。
会場 : 栃木県芳賀郡茂木町 ツインリンクもてぎ(Twin Ring Motegi)




LINK : ツインリンクもてぎ INDY® JAPAN 300mile サイト

2010年9月19日 みんなで もてぎに応援に行こう。

 

2010年 インディカー 第15戦 レポート

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予選14位:バランスに苦労しながらも、14番グリッドを獲得
決勝27位:スタート直後のリタイアに涙を呑む
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■予選:14位(Total Time 00:49.2728 Avg Speed 216.265 mph)

2010年9月3日、ケンタッキー州スパルタ発/2010年IZODインディカー・シリーズ第15戦。
風が強いコンディションのなか、佐藤琢磨は ケンタッキーのデビュー戦となる予選で、14番手に相当す216.265mph(約346km/h)を記録。
200ラップで繰り広げられる明日のレースには アレックス・タリアーニと並ぶ14番グリッドから挑むことが決まった。

【佐藤琢磨のコメント 】
「今日の予選ではいいバランスを見つけ出すのに苦労しました。その理由は、今朝のプラクティスがかなり涼しく、空気に湿気が含まれていたことにあったと思います。午後は、それに比べると乾燥して気温も上がりました。こうしたコンディションの変化がマシーンに大きな影響を与えましたが、状況は他のチームにとっても同じだったかもしれません。今晩、行なわれるナイトセッションでは良好なバランスを見つけ出し、決勝に向けた準備ができると確信しています」


■決勝:27位(リタイア 0Lap)

14番グリッドから初のケンタッキー戦に挑んだ佐藤琢磨は、オープニングラップにして戦列を離れ、土曜日のレースを27位で終えた。

【佐藤琢磨のコメント】
「レースのスタートは好調で、マシーンのフィーリングも上々でした。 ところが、ターン3付近で突然リアのグリップを失ってしまいます。マシーンは急激に滑り始め、手の打ちようはまるでありませんでした。 9月19日にもてぎで開催されるレースにつなげるためにもいい流れを作りたかったので、この結果はとても残念です」

 

2010年 インディカー 第14戦 レポート

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予選10位:5列目グリッドを獲得
決勝26位:上位争いの末に惜しくもリタイア
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■予選:10位(Total Time 00:50.9154 Avg Speed 214.945 mph)

2010年8月27日、イリノイ州ジョリエット発/2010年IZODインディカー・シリーズ第14戦。
佐藤琢磨は1.5マイルのオーバルコースで10位に相当する平均速度214.945mph(約344km/h)を記録。
ポールシッターのライアン・ブリスコーに0.2秒差と迫り、5列目グリッドを獲得した。
琢磨は予選当日の朝までシカゴランド・スピードウェイを走ったことがなかったが、 カンサス、インディアナポリス、テキサス、アイオワを全力で戦い抜いた経験がここでも生かされ、この週末も持ち前の速さを直ちに発揮することができた。

【佐藤琢磨のコメント】
「今日の展開にはとても満足しています。午前中のセッションでは、その大半を費やして決勝用のセッティングを煮詰めると同時に、予選用のセッティングも進めました。予選では他のドライバーのレーシングラインを見ることができたので、より理解は深まったと思います。予選10位という結果は本当に嬉しいし、明日のレースが待ち遠しくてしかたありません」


■決勝28位(リタイア 80Laps)

金曜日の公式予選で10位を獲得した琢磨は、200周で繰り広げられる決勝でも序盤戦はトップ10に食い込む力強い戦い振りを示した。
レース前半にはコース上の破片を拾ってタイアがパンク、これで一旦は遅れたものの、そこから徐々に挽回し、ダン・ウェルドンとバトルするなどしてトップグループの一角を占めていた。
しかし、ピットでのアクシデントでマシーンにダメージを負い、リタイアに追い込まれる結果となった。

【佐藤琢磨のコメント】
「今晩のレースはものすごく残念な結果に終わりました。期待どおり、このコースはとてもエキサイティングでした。このコースは2ワイドもしくは3ワイドで走行できるので、本当に素晴らしいと思いました。そして序盤戦は心からレースを楽しむことができました。けれども、何かの破片を拾って右リアタイアがパンクし、このためピットストップしなければならなくなります。この影響でラップダウンとなりましたが、リードラップを目指して反撃を開始し、これを成し遂げました。その後、トップグループと一緒に走れたのはエキサイティングでした。僕たちにとって完璧なタイミングでイエローフラッグが出たので、ここで2回目のピットストップを行ないます。これで完全に上位争いに返り咲いた格好でした。クルーが頑張ってくれたおかげでピットストップも完璧でした。ところが、ピットアウトしようとしたところ、別のクルマが飛び出してきて、僕のマシーンと接触してしまいます。残念ながら、ここで僕たちのレースは終わってしまいました。今日の僕たちは速かったので、この勢いを次戦のケンタッキーまで保ちたいと思っています」

 

2010年 インディカー 第13戦 レポート

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予選17位:予選第2ラウンド進出を逃す
決勝18位:メカニカルトラブルが原因で、18位でレース終了
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■予選17位(Time 01:17.7112 Speed 106.687mph)

カリフォルニア州ソノマ発/2010年IZODインディカー・シリーズ第13戦。
ルーキーにも関わらず3度ファイアストン・ファスト6に進出した佐藤琢磨は、当初、琢磨は4番手につけていたが、終盤になってトップ6圏外に落ち、第2ラウンドに駒を進めることができなかった。
琢磨は決勝に17番グリッドから挑むことになる。

【佐藤琢磨のコメント】
「とても残念な結果です。僕たちは何か基本的なものが欠けているような気がします。正しいバランスも、充分なグリップも見つけ出せませんでした。オルタナティブ・タイア(レッドタイア)に履き替えてグリップは向上しましたが、他のドライバーも同様にペースが上がったので、結果としては不充分でした。今晩はすべてのデータを見直し、明日のウォームアップとレースに備えたいと思います」


■決勝18位(18位完走 74Laps)

インフィネオン・レースウェイのレースを戦うのは今回が初めての琢磨は、17番グリッドからスタートした日曜日の決勝において、コンスタントにトップ10に食い込むポジションで周回を重ねていった。
ベテランの元F1ドライバーは、目の覚めるようなオーバーテイクをレース中に何度も披露したが、タイアのパンクによりレース終盤のピットストップを余儀なくされ、順位を落とした。

この後、KVレーシング・テクノロジーは、今週の土曜日に開催されるIZODインディカー・シリーズ第14戦に挑むため、イリノイ州ジョリエ ットのシカゴランド・スピード・スピードウェイを目指すことになる。

【佐藤琢磨のコメント】
「求めるようなスピードが得られなかったという意味で、僕たちのチームにとっては苦しい週末となりました。それでもレースでは歯車がかみ合い、手応えを掴んでいました。エキサイティングなサイド・バイ・サイドを何度も演じて、残り15周の時点では10位を走行していました。けれども、最後のリスタートの際にメカニカルトラブルが発生したようで、ラップタイムは2秒ほど落ち込んでしまいました。このためややワイドなラインを走行しなければならなくなり、ダニカと絡んで素早いピットストップが必要となりました。このような形でレースを終えるのは残念なことですが、全体的に見れば、収穫も少なくないレースだったと思います」

 

2010年 インディカー 第12戦 レポート

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予選3位:今季ベストリザルトを勝ち取る!
決勝25位:レース序盤でリタイアに追い込まれる
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■予選3位(Time 01:07.4337 Speed 120.545mph)

2010年8月7日、オハイオ州レキシントン発/2010年IZODインディカー・シリーズ第12戦。
ルーキーの佐藤琢磨は土曜日にミドオハイオ・スポーツカー・コースで行なわれた予選で目の覚めるような活躍を示し、2010年IZODインディカー・シリーズにおいてもっとも速く物事を吸収するドライバーであることを証明してみせた。
F1でレギュラードライバーを7年間務めた後、今年インディカー・シリーズに転向した琢磨は、またも関係者たちを驚かせた。土曜日に開催されたホンダ・インディ200の予選で3位を勝ち取ったのである。
10分間にわたって繰り広げられたファイアストン・ファスト6で琢磨を凌いだのはウィル・パワーとダリオ・フランキッティのふたりだけ。琢磨の記録は120.545mph(約193km/h)で、ポールポジションを勝ち取ったパワーは120.965mph(約194km/h)だった。
エドモントンでは4人のドライバーがいずれもトップ10フィニッシュを果たしたKVレーシング・テクノロジーにとって、予選3位は今季のベスト・リザルトにあたる。
琢磨はインディカー・シリーズが開催される各サーキットを現在も習得している最中だが、ファイアストン・ファスト6に進出したのはこれが3度目で、いずれもパーマネントのロードコースで結果を残している。
これまで琢磨はバーバー・モータースポーツの予選で6位に入ったほか、ワトキンスグレンでは5位に食い込んでいる。

【佐藤琢磨のコメント】
「今日の結果にはとても満足しています。セッションごとに進歩していくことができました。先週、ここでテストを行なったことが、僕とエンジニアにとっては大きな助けになっています。2回のプラクティス・セッションはいずれもセットアップを煮詰めることに費やし、すべての変更がポジティブな結果をもたらしました。予選では各ドライバーのタイムが非常に接近していたので苦労しましたが、今回もファイアストン・ファスト6に進出できて本当に嬉しく思っています。ここでこの結果を残すには、バランスのいいマシーンに仕上げることが重要になります。それを実現してくれたクルーには心から感謝しています。 彼らのためにも、明日のレースではいい結果を残したいですね」


■決勝25位(28周リタイア)

昨日の予選で3位を得た佐藤琢磨は、25周目に行なわれた最初のピットストップまで3番手を守りながらトップグループと競り合った。
「No Attack, No Chance」 がモットーの琢磨は、日曜日のレースでも期待を裏切らなかった。
しかしリスタート直後、ターン4で前戦のウィナーであるスコット・ディクソンをオーバーテイクしようとして襲いかかり、琢磨はディクソンのインサイドに飛び込んだが、残念ながらコースオフを喫した。
結果的に再スタートを切ることができず、琢磨は25位に終わった。

【佐藤琢磨のコメント】
「非常にエキサイティングなスタートでした。スタートで、僕とダリオはサイド・バイ・サイドになって大きく曲がり込むコーナーに進入し、僕は2位に浮上しました。けれども、バックストレートに入るとダリオはすぐに僕を追い越していきました。これで僕はトップ2の直後に位置する3位となります。僕のペースと燃料をセーブしたドライビングに、エンジニアはとても満足していました。イエローが出されたとき、僕はトップグループとともにピットストップを行ないました。そしてリスタートとなり、バックストレートでスコット(・ディクソン)と並ぶいいチャンスを手に入れました。けれども、インサイドのラインはとても滑りやすく、ラインが膨らんでしまいます。これで、僕のレースは終わってしまいました。とても残念でした」

 

2010年 インディカー 第11戦 レポート

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予選13位:惜しくもQ2進出を逃す
決勝9位:初のシングルフィニッシュを果たす
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■予選13位(Time 01:01.9181 Speed 114.713)

2010年7月24日、カナダ・エドモントン発/2010年IZODインディカー・シリーズ第11戦。
全長1.96マイル(約3.136km)、合計14のコーナーを持つ市街地コース“シティ・センター・エアポート・サーキット”において、 日曜日に決勝が行なわれるホンダ・インディ・エドモントンの公式予選が開催された。
琢磨はパワー、カストロネヴェス、ブリスコー、フランキッティと同じグループから予選1回目に臨んだが、わずかコンマ1秒差でトップ6入りを逃した。
琢磨のスピードは114.713mph(約183km/h)で、予選通過ラインまでは本当にあと一歩だった。

【佐藤琢磨のコメント】
「今日は第1グループの戦いが非常にタフでした。プライマリータイアを履いて臨んだ最初の走行ではあまりいいフィーリングを得られませんでした。 それでも、オルタナティブタイアを装着したところ、クルマの状態は改善され、うまくまとめられそうな感じがしました。残念ながら、今日はとてもタイムが接近していて、コンマ1秒にも満たない僅差でトップ12入りを逃してしまいました。持てるものをすべて発揮しましたが、それでもグリップが充分ではなく、結果的にQ2に進出できなかったことはとても残念でした」


■決勝9位(9位完走 95Laps)

佐藤琢磨は、初めて走るサーキットであるにもかかわらず、レース終盤まで7番手を走行し、元F1ドライバーの名に相応しい活躍を示した。
しかし、不運にも最終ラップに追突され、ふたつポジションを落として9位でフィニッシュすることとなった。

【佐藤琢磨のコメント】
「ロータスKVレーシング・テクノロジーにとってはいい一日でした。僕もここでのレースを楽しみ、レースそのものもエキサイティングでした。このサーキットではサイド・バイ・サイドやオーバーテイクがたくさん見られ、僕自身もそれらをたくさん経験しました。最後のスティントでは周回遅れに行く手を阻まれ、苦しい展開となりました。コーナーをいくつか、もしくは1ラップというのであればまだわかりますが、ほぼ15ラップとなるとかなりひどいと思います。相手のチームに事情を説明して道を譲るように依頼しましたが、何らかの理由で実現しませんでした。最後のリスタートでは、チームメイトのPT(ポール・トレーシー)がアウトにはらんでグリーン上に飛び出しました。僕は彼と横並びに走っていたので、彼がコースに戻ってきたときは押し出されそうになり、あやうくコントロールを失うところでしたが、なんとか態勢を立て直して走行を続けました。その後、今度はTK(トニー・カナーン)に追突されてスピンに追い込まれ、ここで順位を落としてしまいましたが、レース後、彼は僕のところに謝りにきてくれました。あれは残念でしたが、全般的に見ればロータス・チームにとっていい一日だったと思います」

 

2010年 インディカー 第10戦 レポート

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予選18位:メカニカル・トラブルでQ2進出ならず
決勝25位:不運なアクシデントにより25位に終わる
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■予選18位

2010年7月17日、カナダ・トロント発/2010年IZODインディカー・シリーズ第10戦。
カナダ・トロント市内の展示会場地域に設定された全長1.74マイル(約2.8km)の市街地コースにおいて、佐藤琢磨は、予選1回目(Q1)で持ち前の速さを披露。ここで記録したタイムにより予選2回目(Q2)への進出は確実と思われたが、セッション中にメカニカル・トラブルが発生してコース上にマシーンを止めてしまう。
これがペナルティの対象となり、琢磨が記録したふたつのファステストラップが抹消されることとなった。
結果的に日曜日の決勝には18番グリッドからスタートすることが決まった。

【佐藤琢磨のコメント】
「とても残念な1日でした。トロントはタフなコースですが、僕たちはプラクティスを通じて着実に進歩してきました。予選では、Q2進出が充分に可能なタイムを記録しましたが、メカニカル・トラブルのためコース上でマシーンを止めることになります。おかげで、ふたつのファステストラップを抹消されるペナルティを受けました。
いずれにせよ、明日の朝のウォームアップでマシーンを煮詰め、日曜日の決勝に備えることにします」


■決勝25位

佐藤琢磨は、16ラップ目のターン3でマリオ・モラレスと接触、ここでレースを終えることとなった。
結果的に琢磨の順位は25位と認定された。

【佐藤琢磨のコメント】
「スタートはエキサイティングで、周囲のドライバーとバトルしながら順位を上げました。その後、チームメイトのモラレスを追う形となります。 ターン2で急速に彼に近づき、バックストレートでは横並びになりました。
そこからターン3のブレーキングエリアに入りましたが、おそらく彼は僕のことを見てなく、運悪く接触してレースを終えることとなりました。とても残念でした」

 

2010年 インディカー 第9戦 レポート

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予選5位:過去最高位の5番グリッドを獲得
決勝15位: レースを15位で終了
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■予選5位(Time 01:30.1410 Speed 134.589)

2010年7月3日、ニューヨーク州ワトキンスグレン発/2010年IZODインディカー・シリーズ第9戦。
インディカー・シリーズではルーキーとされる佐藤琢磨だが、ワトキンスグレンでのデビュー戦となった今回、この有名なロードコースで琢磨が残した予選結果は、まさしくトップドライバーのパフォーマンスといえるものだった。

11のターンを持つ全長3.37マイル(約5.4km)の伝統あるコースを琢磨が走ったのは、金曜日の午後が最初だった。しかし、No.5をつけたロータス・KVレーシング・テクノロジー/ホンダ/ダラーラ/ファイアストーンを駆る琢磨は予選で5番グリッドを勝ち取り、25台が参加して日曜日に開催されるキャンピング・ワールド・グランプリで 一大センセーションを巻き起こしたのである。

F1で7年間戦った経験を持つベテランの琢磨は、ウィル・パワー、エリオ・カストロネヴェス、ダリオ・フランキッティ、それに昨年のワトキンスグレンの覇者であるジャスティン・ウィルソンらと10分間にわたるファイアストン・ファスト・シックスに挑戦、ここで今季最高位となるグリッド・ポジションを手に入れた。

2回に分けて行なわれた予選を通過し、琢磨は合計6名のドライバーのひとりとしてファイアストン・ファスト・シックスに出走した。琢磨の最終的な予選スピードは 134.589mph(約215km/h)で、これは5番手に相当するもの。

【佐藤琢磨のコメント】
「今朝の段階でも車はまずまず納得のできる状態でしたが、その後、ロータス・KVレーシング・テクノロジーのスタッフが懸命に作業してくれたおかげで、予選では非常によい仕上がりとなりました。1回目と2回目の予選も順調で、ファイアストン・ファスト・シックスへの参加権を手に入れたときは最高の気分でした。明日のレースでもマシーンは好調を保ってくれると思うので、首位争いを繰り広げることを楽しみにしています」


■決勝15位(60 Laps)

土曜日の予選で過去最高位となる5番グリッドを手に入れた琢磨は、レース序盤でトップグループとバトルを繰り広げながら、ワトキンスグレンのデビュー戦で4位につける健闘を示していた。
ところが、その後マシーンのパフォーマンスが低下、このため序盤と同じペースでは走行できなくなり、これ以上トップグループにはチャレンジできない状況となる。
最後のピットストップを引き延ばした琢磨は、結局15位でチェッカードフラッグを掻い潜った。

【佐藤琢磨のコメント】
「とても残念です。スタートはとても上手くいき、ものすごくエキサイティングな展開で、ポジションをひとつ上げました。最初のスティントでは4位につけていて、トップグループと遜色のないペースで周回を重ねていました。けれども、最初のピットストップを終えてからはスピードが伸び悩むとともに順位を落としていき、フィニッシュに向けてとても困難なレースとなってしまいました。レースでは力強く戦えると期待していましたが、今日もまた多くのことを学びました。次のトロントではロータス・カーが上位陣に食い込めるよう頑張ります」

 

2010年 インディカー 第8戦 レポート

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予選 7 位:オーバル今季最高の 7 位
決勝 19 位リタイア: 3 位走行中にリタイアに追い込まれる
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■ 予選 7 位( Total Time 01:11.2541 Avg Speed 180.672 )

佐藤琢磨、オーバルで今季最高の予選 7 位を獲得

2010 年 6 月 19 日、アイオワ州ニュートン発/ 2010 年 IZOD インディカー・ シリーズ第 8 戦。
IZOD インディカー・シリーズ・ルーキーの佐藤琢磨は、 7 週間前まで一度もオーバルコースを走ったことがなかったにも関わらず、 土曜日に行われた予選では、 No.5 をつけたロータス・ KV レーシング・テクノロジー/ホンダ/ダラーラ/ファイアストーンをまるでベテランのように操り、タイトなアイオワ・スピードウェイでオーバルコースでの 今季最高となる予選 7 位につけた。

全長 0.875 マイルのオーバルコースにおいて、琢磨は 4 周の平均で 180mph を上回る 180.672mph を記録した。ポールポジションを獲得したウィル・パ ワーは 181.337mph だった。

琢磨のオーバルコースにおけるこれまでの予選 最高位はカンザスとテキサス における 11 位。
シーズン序盤のオーバル 3 連戦でトップ 10 に迫るパフォーマ ンスを発揮したことは、まったく新しいチャレンジであるオーバルレーシング に素早く順応している証明といえる。
予選 7 位という成績は、ロードコースの バーバー・インターナショナル・レースウェイで残した予選 6 位にわずかに届 かない記録となった。

【佐藤琢磨のコメント】
「今日の結果にはとても満足しています。ロータス KV レーシング・テクノロ ジーは素晴らしい働きをしてくれました。今朝のプラクティスはまずまず満足 のいくものでした。そこから予選に向けてセットアップの改善に取り組み、こ こで大きな進歩を果たしたことに大きな歓びを感じています。ダウンフォース が大きなパッケージで、バンク角も深いこのコースでは、ターン 1 とターン 2 で特に大きな G フォースがかかります。過去 2 ヵ月でいろいろなタイプのオーバルコースを走りましたが、このコースはこれまで走った 3 ヵ所とはまったく タイプが異なっています。オーバルレーシングはいつもエキサイティングなので、明日のレースが本当に楽しみです」


■ 決勝 19 位(リタイア 177Laps )

佐藤琢磨、 3 位走行中にリタイアに追い込まれる

土曜日の予選でオーバルで過去最高位の 7 番手につけた佐藤琢磨は、 169 ラップ目、ハンター - レイとディソクンを立て続けにパスしてトップ 3 に浮上し、アイ オワのファンを熱狂させた。
琢磨は首位争いを演じるトニー・カナーンとダリオ・ フランキッティに迫っていったが、ターン 4 で不運な事故に遭い、ここでレースを終えることになった。

この事故は、琢磨がターン 4 でバックマーカーを追い越そうとしたときに起きた。 ロータス・カーはバンクでスライドし、アウトサイドのウォールと接触したのである。
オーバルレースはこれがまだ 4 戦目に過ぎない元 F1 ドライバーのレースと しては、実に残念な幕切れだった。

【佐藤琢磨のコメント】
「とても残念な結果ですし、ロータス KV レーシング・テクノロジーのメンバー には本当に申し訳なく思っています。この週末、彼らは驚くべき素晴らしい仕事 をしてくれました。周回遅れを追い越そうとしたとき、僕はインサイドからアプ ローチしていましたが、そのうちの一台がラインを変更して僕に急接近してきた為にタービュランスに巻き込まれ、ウォールに接触してしまいました。僕たちは ピットストップのたびに調整を行ない、コンディションにマッチする異なるセッテ ィングを試していきましたが、これにはとても満足しています。
繰り返しになりますが、本当に今日はレースを完走できなかったことが残念でした。けれども、ポジティブなこともたくさんあったことは救いです」

 

佐藤琢磨さんをサポートすることになりました。

184R9721.jpg江崎グリコは、2010年より 佐藤琢磨さんを サポートすることになりました。 このページでは、インディカーシリーズに参戦することになった、佐藤琢磨さんの挑戦をお伝えしていきたいと思います。
インディカーシリーズ(IndyCar Series)は、フォーミュラカー(オープンホイール)の四輪モータースポーツで、アメリカを中心に転戦してレースがおこなわれます。 「オーバル(楕円)」と「ストリート&ロード(市街地や空港に特設)」の2タイプのコースがあり、年間17戦でシリーズが構成されています。

●インディカー第1戦(2010年3月14日 サンパウロ)
レース結果・・・・・・予選:10位/決勝:22位
10番グリッドからのスタート。スタート直後のターンでマシンを滑らせ、接触リタイアとなりました。
●インディカー第2戦(2010年3月28日 セントピーターズバーグ)
レース結果・・・・・・予選:11位/決勝:22位
11番グリッドからのスタート。
一時 9番手まで順位を伸ばしましたが、25週目のターンでリタイアとなりました。
●インディカー第3戦(2010年4月11日 アラバマ)
レース結果・・・・・・予選:6位/決勝:25位
6番グリッドからのスタート。11週目にマシントラブルにより一時ストップしたものの完走しました。 <
●インディカー第4戦(2010年4月18日 ロングビーチ)
レース結果・・・・・・予選:19位/決勝:18位
19番グリッドからのスタート。スピンも発生しましたが、順位を1つ上げ18位となりました。
●インディカー第5戦(2010年5月1日 カンザス)
レース結果・・・・・・予選:11位/決勝:24位
11番グリッドからのスタート。
一時 6番手まで順位を伸ばしましたが、186週目でマシンが接触しリタイアとなりました。
●インディカー第6戦 ( 2010年5月30日 インディアナポリス)
レース結果・・・・・・予選:31位/決勝:20位
31番グリッドからのスタート。
レースの折り返し点で15番手まで順位を伸ばし、20位で完走しました。
●インディカー第7戦 ( 2010年6月5日 テキサス )
レース結果・・・・・・予選:11位 / 決勝:24位
11番グリッドからのスタート。
アップ・アンド・ダウンのレース展開でしたが、56週目のターンでリタイアとなりました。
 
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