血管の健康を保つ ヘスペリジン(ビタミンP)血管の健康を保つ ヘスペリジン(ビタミンP)

  • ヘスペリジンの研究
  • 検証・実験レポート

日本人のおもな死因の2つは、心臓疾患と脳血管疾患
血管の健康に役立つ糖転移ヘスペリジン・分散ヘスペレチン

創業以来、糖に関する研究を行っている江崎グリコでは、「ヘスペリジン」に糖を結合させた「糖転移ヘスペリジン」に着目し、「糖転移ヘスペリジン」の持つさまざまな健康機能に関する研究を行っている。また、「糖転移ヘスペリジン」の研究の過程で、機能性をさらに高めたいという思いから開発された「分散ヘスペレチン」の研究も進めている。

日本人のおもな死因の2つは、心臓疾患と脳血管疾患という血管に関する疾病。この2つを合わせると、1位の「がん」に匹敵する。血管の健康は極めて重要だ。糖転移ヘスペリジン、分散ヘスペレチンは血管の健康に役立つ素材である。

糖転移ヘスペリジンの特長

水溶性は「ヘスペリジン」の1万倍!
食品への利用に期待

「ヘスペリジン」はフラボノイド骨格を持つポリフェノールの一種で、陳皮の有効成分。柑橘類(特に熟す前の青みかん)の皮や袋、スジなどに多く含まれ、毛細血管の強化作用があることが発見された。「ヘスペリジン」は、「ビタミンP」とも呼ばれている。

「ヘスペリジン」には優れた生理機能があるが、極めて水に溶けにくいために食品への利用に制限がある。糖転移ヘスペリジンは、難溶性のヘスペリジン(ビタミンP)に糖を付加することにより、水溶性を約1万倍に高めたもの。また、ヘスペリジンよりも生体吸収性が3倍以上も向上しているため、多様な健康食品への用途が期待されている。

糖転移ヘスペリジンの生理機能

血管の柔軟性を保ち、
コレステロール値の改善などに作用

糖転移ヘスペリジンには、毛細血管の強化作用のほか、血流改善作用、血中中性脂肪の低下作用、血中コレステロール値の改善作用、抗アレルギー作用、リウマチ症状改善作用などの生理機能が報告されている。

分散ヘスペレチンとは?

水に溶けない「ヘスペレチン」が、水溶液中でも「分散」できる

ヘスペレチンとは、ヘスペリジンの糖部分を除いた骨格となる構造の部分で、水に溶けにくい物質である。「分散ヘスペレチン」は、分散化技術を用いてヘスペレチン粒子の周りに膜を作り、水溶液中で分散して微粒子状態を維持できるようにしたもの。

分散ヘスペレチンの特長

摂取後の「吸収速度」と、ヘスペリジンより優れた「吸収性」

分散ヘスペレチンは、摂取後すみやかに生体へ吸収される。分散ヘスペレチンの一つの特長は、吸収の速さ。もう一つは、吸収量が多いこと。分散ヘスペレチンは、ヘスペリジンの吸収を高めた糖転移ヘスペリジンよりもさらに吸収性が高く、天然に存在するヘスペリジンに比べてはるかに吸収性が高まっている。早く吸収される分散ヘスペレチンと、比較的ゆっくり吸収される糖転移ヘスペリジンを組み合わせることで、ヘスペリジンの機能をより効果的に発揮することが期待される。

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