皆様こんにちは、杉本都香咲です。無事バレンタインデーが終わりました!チョコレート大好きの私も流石に…しばらくチョコレート見たくないかも~。とは言え、横にあれば食べてしまうのですけどね♪
さて、今日も私のチョコレートの想い出話を一つご紹介しますね。今日はいつになく真面目な話です(笑)。
私はフランス留学学生時代、運良く2つのお店で研修することが出来ました。1つがメインのパティスリー・ソムリュー。ヌーヴィル・シュール・ソーヌにあるお菓子屋さんです。
そしてそのお菓子屋さんがヴァカンスの間に行かせてもらったのが、何度となく出てきておりますが、リヨンにある老舗のチョコレート屋さんのベルナションなのです。2週間でしたがとても貴重な経験をさせてもらいました。
朝始発のバス(5時くらいでしたか)、リヨン行きのバスに乗ってヌーヴィルから出勤です。同じバスに決まって乗るおじちゃんに何度となく絡まれながらも(フランス語わからないから良かったかも…。)ベルナションへ。
初めて行った日はもうハプニングの連続で「ううううう、ベルナションに来ない方が良かったのかな(TOT)」半泣きでした。
何をやって良いのかわからず、手持無沙汰になってしまった私は「洗い物でもしておこう」とその辺りに置いてあった器具を洗い場へ。しばらくしてその場を離れていたシェフが戻ってきて「あれ?ここにあったパレット知らないか?」
それは私が洗った器具に入ってました。シェフに洗った旨を伝えると、「駄目だよ、洗ってしまったら完全に乾くまでチョコレートに使えなくなるだろ。一日の仕事が完全に終わるまで、先の事を考えて仕事はしなくてはいけないんだよ。」
何して良いかわからず(しかも言葉も良くわかっていない頃でしたし)、じっとしていたら怒られそうで、ついつい何かしなくてはと思ってしたことが、結局先の事がわかっていなくてシェフに迷惑をかけてしまいました。今ならわかることなのですが、学生の頃は全然わかっていませんでした。シェフに謝り、それからは今やっている仕事の2歩先を見るように心がけ、仕事を考えました。どんな仕事も一緒だと思いますが、仕事をするということは本当に大変なことなのだなとその時に思いました。
2週間後ベルナションとさよならする時が来ました。シェフやお世話になったパティシエ達、パートのおばさまたちにお礼を言って。シェフが「これから先も頑張って続けるんだよ」って言ってくれた時は思わず泣けてしまいました。
2週間でしたが、本当に一生懸命私を指導してくれたことを今でも感謝してます。
その10年後、私はそのシェフとお会いすることが出来ました。「大人になったね~、マドモアゼルじゃなくてマダムだな♪」「いや!まだマドモアゼルですよ(笑)」
もう現役は引退されてしまったのでお会いすることは難しいですが、あのシェフに会えて本当に良かったと思ってます。
甘い甘いチョコレートを作るシェフは、決して甘くありません!