2011年04月 アーカイブ

チョコブログ再開にあたりまして

皆様こんにちは、杉本都香咲です。東北地方太平洋沖地震が発生しました3月11日から、チョコブログの更新を休止させていただいておりました。このたびの地震でお亡くなりになられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げますと同時に、被害を受けられ現在も避難生活を過ごされていらっしゃる皆様に心からお見舞い申し上げます。

チョコブログをご覧頂いている皆様はご無事でしたでしょうか。私はその時お店で仕事をしておりました。販売のレジのところにいたのですが、足元がふらっとくるような、まるで立ち眩みを起こしたような感覚を覚えたその瞬間、店中の棚が揺れ始めました。外を見ると電信柱や標識までが大きく揺れてました。「立ち眩みじゃない、これは地震!」店で使用しているガスを止め、表に出る扉を開け揺れが止まるのを待ちましたが、今回は普段の地震のようにはすぐにはおさまりませんでした。生まれて初めて地震に<恐怖>を感じました。1分ほど揺れていたのでしょうか、落ち着いてからも何度か余震が続き、東京はJRが全面運休になるという状態。そして震源地である東北では、誰もが信じたくないような被害が起きていました。

あれから3週間、地震の被災地は勿論の事、関東地方でも電気の問題、水の問題などが起きています。今までの生活の中では恐らく皆様も考えられなかったことが今の日本で起きているわけです。「自分に出来る事は何か?」東京に住んでいる私たちにとって一番身近で出来る事は<節電>です。家では最低限の明かりで過ごし、使わないコンセントを抜くなど、私も実践しています。お店では大きなオーブンやエアコンを使うので、出来るだけ仕事を計画的にし、オーブンを使わない日を作りました。店内の間接照明も使わないようにしています。

皆でこの状況を乗り越えていかない事には、実際に被害にあわれている東北の人たちを応援することが出来ません。今は元気な私達が頑張る時です。東北のため、日本のため、応援してくれている世界中の人たちのためにも。そして、いま私たちがするべき「毎日をきちんと送っていく」ことのひとつとして、このチョコブログも4月から再開いたします。日常を取り戻し頑張っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

最高の贅沢は旬を食べる事その3

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皆様こんにちは、杉本都香咲です。この数日で東京の桜は満開になりました。私の住んでいる吉祥寺には井の頭公園があり、そこは桜の名所でもあるのですが、私は10年以上行った事がありません…。何故かと言えば、桜を見に行くというより、人ごみに行くような感じになってしまうから(笑)近所にある桜を見ているほうがゆっくりと桜を楽しめます。今朝も自転車で桜の下を通りながら出勤してきました。

さて、今日は最近おすすめの素材を一つご紹介。恐らく日本の洋菓子屋さんで一番売れるケーキと言えば、やはり<苺のショートケーキ>ではないでしょうか。日本でフランス菓子をメインにしているお菓子屋さんでも、<苺のショートケーキ>を置いていないお店は殆どないかと思います。あ、でもフランスで苺のショートケーキ見つけるのはとても難しいですよ!パリにある日本人の方が経営しているお菓子屋さんなどでしか、なかなかお目にかかることはありません。そんな誰もが大好きな苺。苺と言いましても色々な品種がありますよね。

私が良く使っているのは<とちおとめ>です。一番手に入りやすく、甘さや酸味のバランスがケーキに使いやすいと思います。そして、最近お気に入りなのが<紅ほっぺ>。静岡県で作られている苺ですが、こちらも味のバランス、そして食感が良いです。ショートケーキにサンドした場合、クリーム、スポンジの柔らかさを邪魔することなく、口の中で馴染んでくれます。ロールケーキの中に入れても、タルトにしても美味しいですね。作っている最中、口に一粒入れたくなる欲求を抑えるのが大変です。

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今なら苺狩りも楽しい季節ですね。皆様のおすすめの苺がありましたら是非教えてください!

プティ・ルソン・ドゥ・ショコラ⑨クッキー生地で作るキャラクターデコレーション

皆様こんにちは、杉本都香咲です。週末はお花見に行かれた方も多いのではないでしょうか?お店にも「今からお花見に行くので、おやつにプリン買いにきました!」というお客様もいらっしゃいました。

さて、今日は久しぶりのレッスンを。最近色々なアニメなどのキャラクターをモチーフにしたデコレーションケーキのご注文が多いのです。平面的なものから立体的なものまで、出来る範囲で作っておりますが…。その際使うのがマジパンというアーモンドのペースト、これは元々が白っぽい色なので、着色する事が可能なのです。ケーキの上にお花がのっていたり、動物など作ってあったり。ただお家で使うのは少々面倒かもしれません。今日はクッキー生地を使ったキャラクター作りに挑戦です!この生地はクッキーには勿論タルト型に敷きこんでタルトにもなる生地ですので是非ご活用下さい。

【配合】

●バター…………75g
●粉砂糖…………50g
●塩 ………………1g
●卵Mサイズ……1/2個
●薄力粉…………120g
●アーモンドパウダー……20g
※アーモンドパウダーがなければ薄力粉に置き換えても大丈夫です
●ココアパウダー…適量

【下準備】

薄力粉とアーモンドパウダーは合わせて振るっておきます。バターは常温に出し、泡立て器で混ぜられるくらいに柔らかくしておきます。卵も常温に出しておきましょう。

【作り方】

【1】ボウルに入れたバターを泡立て器で混ぜます。

【2】そこに粉砂糖を加え混ぜます。混ざれば良いので、混ぜ過ぎないように気をつけてください。

【3】卵を2回に分けて加え混ぜます。

【4】塩を加え混ぜます。

【5】泡立て器を外し、薄力粉とアーモンドパウダーを合わせたものを加え木杓子などで練り混ぜます。粉気が無くなったら混ぜるのを止めます。

【6】ラップなどで包み、2~3cmくらいの厚みで平らにし冷蔵庫で冷します。最低でも2~3時間冷し、生地が硬くなれば使えます。

冷蔵庫で3~4日、冷凍保存も可能な生地ですので時間があるときに作っておくと便利ですね。では次回、実際にこの生地を使ってパーツを作り、ケーキにデコレーションしていきたいと思います!

プティ・ルソン・ドゥ・ショコラ⑨ クッキー生地で作るキャラクターデコレーション②

皆様こんにちは、杉本都香咲です。今日は前回に引き続き、お家でも出来るキャラクターをモチーフにしたデコレーションケーキの作り方です。さっそく続きの作り方をご紹介。

【1】クッキー生地を仕込んだら、自分の作りたいキャラクターの輪郭を厚紙に書き、はさみやカッターで切り抜きます。今回私が作ったのは<クマさん>でしたのでこんな感じに。

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細かいパーツに関しては、型紙を作っても良いですが、直接クッキー生地をカットしていっても良いです。

【2】まずクッキー生地を3~4mm厚さにのばします。

【3】冷蔵庫または冷凍庫でしっかりと冷し、生地を硬くします。

【4】最初に作っておいた型紙を、のばしたクッキー生地に当てて、果物ナイフやカッターでクッキー生地のパーツを切り抜きます。

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余ったクッキー生地に、茶漉しでふるいながらココアパウダーを加えて練りこみます。好みの色になれば茶色のクッキー生地をのばして冷し、茶色のパーツを抜きます。

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【5】オーブンプレートに並べ、170℃~180℃に温めておいたオーブンに入れて焼きます。大きなパーツですと15~20分、小さなものは10~15分で焼きあがります。焼けたものからオーブンプレートから外して、バットやお皿にのせて冷まします。

これらのパーツを組み合わせる時、私はチョコレートクリームなどで接着しますが、デコポッキーの時に使いましたデコペン(市販品)でも大丈夫です。湯煎や電子レンジにかけて温め中身を溶かし使います。こんな感じで組み立てたものがこちら。

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目の白い部分はホワイトチョコレートを絞りました。これもデコペンでOKですよ。お子さんのお誕生日や記念日に、一緒に作るのも楽しそうですね♪私も色々なキャラクターを作ってみたいと思います。ちなみに今日は立体的な<目玉の親父>の注文が…。

今年は4月24日!イースター<復活祭>

皆様こんにちは、杉本都香咲です。暖かい日差しがまぶしい、新緑の季節へと季節は移っていくようです。東京の桜の木も緑色に変わりましたね。

そうそう、いつかのブログにイースター<復活祭>のお話をちらっと書きましたが、私としたことが、うっかりと今年のイースターのことを忘れてました。「うわわわわ、もう終わっちゃった?チョコブログで触れようと思っていたのに!!!」と慌てて今年のイースターの日を調べました。そうです、イースターは毎年日にちが移動する移動祝日なのです。3月のときもあれば4月、5月のときもあるのです。でも…イースターって何?と思ってる方も少なくないのでは?卵やウサギが関係しているのは見たことある方も多いはず。そもそもイースターって、何のお祝いなのでしょうか。

私は子供のころキリスト教の幼稚園に通っていました。クリスチャンではないのですが、そこでイースターの時にお遊戯会をしたことはよく憶えています。日本語では<復活祭>と呼ばれるように、この祝日は十字架にかけられたキリストが3日後に復活したことをお祝いする日なのです。ですので、キリスト教にとってはもっとも重要な祝日なのです。日本ではクリスマスの方がポピュラーですけれど、フランスで研修していた時にイースターのお店の忙しさが半端じゃなかったことを憶えています。

今年は4月24日、今週末です。次回も今日に引き続きイースターのお話をしたいと思います。

今年は4月24日!イースター<復活祭> その2

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皆様こんにちは、杉本都香咲です。今日は先日に引き続きましてイースターのお話をしたいと思います。

私が通っていました幼稚園はキリスト教系の幼稚園でした。1年の中で1回綺麗な絵を描いたゆで卵を幼稚園の庭とか色々な所から探す行事があったのをうっすらと憶えています。それがイースターの行事だったのを知ったのはそれからずっと後でしたが…。

お菓子の勉強を始めて色々な本を読んでいると、チョコレートで出来た卵やウサギ、ニワトリなどがイースターのお菓子として紹介されていました。その時に「そうか、あのゆで卵の行事はイースターだったんだ!」と気づきました。

イースターでは<卵>や<ウサギ>をモチーフにしたチョコレートやケーキが作られます。これはそれぞれに意味があります。<卵>には、ヒナが卵からかえるところをイエスがお墓から出てきて復活するのに見立てていたり、<ウサギ>は多産なので生命の象徴として考えられたりしているわけです。私がフランスのお菓子屋さんで研修し始めたのが丁度イースターの数日前でした。店の中は卵の形のチョコレートが所狭しと並べられ、マダムをはじめ売り子のお姉さんたちが綺麗なリボンを結んで仕上げをしていきます。動物の形をしたチョコレートはウサギだけではなく、ニワトリや熊などもあり、一番笑ったのは金魚でした。チョコレートの売れる量はどうかというと、クリスマスよりも多い気がします。

ちょうど可愛いお嬢さんのバースデーケーキの予約が入っていましたので、イースターにちなんで、久しぶりにウサギのチョコレートの型を使って、そのケーキにのせてみました。

日本のお菓子屋さんでも、今週はイースターにちなんだチョコレートを置かれているお店もあるようですよ♪

5月のフランスの祝日について

皆様こんにちは、杉本都香咲です。4月もあとわずかとなってきました。もうすぐゴールデンウィークが始まりますね。ご旅行へ行かれる方、お家でゆっくりと過ごされる方、いやいや、連休なんてないですよ、仕事仕事!という方、様々だと思います。私は勿論、仕事仕事!ですよ♪しかも19日間休みなしって・・・(TOT)でもいいのです、皆様のゴールデンウィークが終わってから、プティバカンスをいただきますから♪

そうそう、5月初旬はフランスも祝日が2つあります。1つは5月1日のメーデー。フランス語では<Fete de Travail>といいます。そしてもう1つ、5月8日の第2次世界大戦終戦記念日は<Fete de la victoir>といいます。

フランスにある祝祭日は全部で13日間ですが、そのほとんどが先日お話しました<復活祭(イースター)>のようにキリスト教にまつわる宗教的な祝日です。しかも毎年移動する祝日なので、カレンダーを見ないことには日にちが分からず、大変です!しかし、上記2つの5月の祝日は固定されている祝日です。

5月1日のメーデー、実は他にも行事があります。町のあちらこちらで<スズラン>が売られます。自分の愛する人にスズランを贈る日なのです。もらった人には幸せが訪れると言われています。花屋さんは勿論、道端でやや怪しげな人たちが売っていたり、子供たちが売り子をしていたり、ちょっと変わった光景です。お菓子屋さんでも、マジパンやチョコレートを使ってスズランを作り、それをのせたケーキなどを販売してます。日本のお花屋さんでも、この行事にちなんでスズランを5月1日に売られるお店があるようですね。皆様も愛するどなたかに、スズランを贈ってみてはいかがでしょう!

花も団子も好きな方々へ♪

皆様こんにちは。杉本都香咲です。いよいよゴールデンウィーク始まりますね。天気も比較的よさそうな感じです。

先日お話をしましたように、5月はフランスも祝日が続いております。5月1日は愛する人にスズランを送る行事があるというお話もしました。お菓子屋さんでも、食べられるスズランを作ってケーキやチョコレートにのせたりしますが、今日はお菓子でできているお花を色々とご紹介できればなと思います。

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私たちパティシエは色々なシーンでお菓子の食材を使ってお花を作ります。たとえば、大理石の上に溶かしたチョコレートを広げてのばし、固まりかかったところを丸い抜き型で削り、お花を作ると・・・こうなります。

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削るタイミングが難しいのですが、薄く削れたチョコレートは中々リアルな花びらっぽいです。

続きまして砂糖を使ったお花を2つ。まずは粉砂糖をゼラチンとペースト状に練り上げて作るパスティアージュを使ったお花です。

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基本は白色ですが、色素で着色も可能です。

そしてお砂糖を160℃程度まで煮詰めて、冷ましながら引き、空気を含ませつやを出す飴細工で作ったバラがこちらです。

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これは慣れるまで何回か手を火傷します(TOT)慣れてくると、指の皮が厚くなって火傷しなくなるんですよ。これを作るときはなぜだか<ベルサイユのばら>のアニメの主題歌が私の耳の中で響き渡ります(笑)

最後、これはパティシエが作るというよりもお店のマダムや売り子さんが作りますが、ドラジェと呼ばれる砂糖でコーティングされたアーモンドやチョコレートのお菓子を使って作ったドラジェのお花です。

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結婚式や洗礼式の際、フランスでは良く食べられるお菓子なんです。以上駆け足でしたが、このようなデコレーションは全てチョコレートや砂糖などの食べられる材料で作られているわけです。花も団子も好きな方には最高のプレゼントですね!

最後に番外編です。某マンガのキャラクターを、趣味で作ってみました。(だから顔は内緒です、ご想像ください)

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本体はマジパン、お椀や周りの湯の部分はチョコレートです。これは絶対に可哀そうで食べられません!

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