チョコレート屋さんでのお仕事④
皆様こんにちは、杉本都香咲です。
お花見、行かれましたか? 私は毎日お店に向かう途中にある大きな1本の桜の木を眺めるのが恒例の(笑)お花見です。今年は開花してから寒い日が多かったおかげでまだ楽しめています。<朝>の桜と<夜>の桜、どちらも美しいですね。
それではさっそく、チョコレート屋さんでのお仕事の話パート4です。
チョコレートの工房とは別にパティスリーの工房があります。その日は朝から「パティスリーのお手伝いをしてきて!」とシェフに言われ、そちらへ。そこではすでに普段チョコレートの作業をしているマダム達も、作業台の前にずらっと並んでいました。
「な、なんだ!?今日は何が起きるんだ???」
もう一人の日本人研修生Kちゃんも不安顔。すると、奥のほうから男性パティシエが大きなお鍋(両手広げてやっと持てるくらいの大きさです)を抱えて、私たちのほうに進んできました。そしてその中身をおもむろに作業台に広げると…それは湯がかれた皮付きのアーモンド!そうです、今からこれを皆で皮むきするんです!
女性陣全員が壁の方を向いて、湯がかれたアーモンドをひたすら剥きます。なぜ壁に向かってするのか? それは、皮の上から押さえるとピッと中身が飛び出してくるので、皆壁に向かってするのです。(そうすると壁に当って作業台から落ちませんので。)
しかーし、可笑しい!全員横並びでピッ、ピッとアーモンドを飛ばしてる姿は。しかも奥からどんどん新しいアーモンドが運ばれてきます。何十キロあったのかしら!?段々手がしわしわになってきました。横でフランス人マダムが「まだあるのかしらね!」とちょっぴり不機嫌…。結局1時間程度でこの作業は終了。「あー、終わった終わった!」マダム達はいつもの持ち場へ戻っていきました、あっという間に人がいない!
さて、この湯剥きされたアーモンドは一体何に?
<ベルナション>では、自家製のマジパン(アーモンドと砂糖を練ったペースト)を作っているのです。ボンボンショコラのセンターにしたり、ケーキのカバーリングに使ったり、その用途は様々なのですが、フランス人はマジパンが大好き!和菓子で言うところの餡子なのかな、と私は思います。出来たてのマジパンの味や香りは格別で、元々あまりマジパンが得意ではない私ですが、その大変美味しいことにびっくりしました。「私達が剥いたアーモンド達も美味しいマジパンになるのかな?」
さて、お菓子の工房を後にしてチョコレートの工房へ戻った私の前に用意されていた物は、山積みになったアレでした…(続く)







