プティ・ルソン・ドゥ・ショコラ⑨チョコレートの調温作業の必要性

皆様こんにちは、杉本都香咲です。
今回のレッスンでは、もっとも基本となるチョコレートの扱い方について、お話したいと思います。

チョコレート、温まると溶けますよね?そして冷えると固まります。
でも、その固まったチョコレートの表面が白くなったりしていませんか?
そして冷蔵庫では固まっていたのに、常温に出したら柔らかくなってしまった!なんてこと、ありませんか?

これがチョコレートを溶かし、何か別のチョコレートを作る時に一番悩まされる作業、<チョコレートの調温作業>の必要性なのです。私たちはこの作業を<テンパリング>と呼んでおります。

なぜ調温作業をしなくてはいけないのか。
簡単に言いますと、チョコレートの原料カカオ豆から搾取した油分<カカオバター>は、不安定な4つの結晶(分子の並び方)から出来ていて、チョコレートを温めて溶かした時にこの結晶がバラバラになってしまい、元通りに自分では戻ることができない!そう、とても手のかかる油分なのです。ですので、溶かした場合は誰かが4つの結晶のお世話をしてあげるわけです。それがチョコレートの調温作業をする理由です。

なんとなくわかっていただけましたか?
なんだか難しそうな話ですけれど、大丈夫です!何回かやっているうちにチョコレートの“気持ち”がわかるようになりますから♪え?私ですか?わかったつもりでいて、騙されていたこともしばしありますが(笑)最近はチョコレートが仲良くしてくれていますけど(歩み寄ってくれたのかしら?)

以上の話を頭の片隅に入れておいて頂けると、実際の調温作業の話がわかりやすくなります。そしてそれが出来ればさまざまなチョコレートが作れるようになります。
では次回!

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プロフィール

プロフィール

杉本都香咲(すぎもと つかさ)

東京・吉祥寺で洋菓子教室「Mes Enfants Capricieux」を主宰。
企業のレシピ開発、パティスリーの技術顧問及びプロデュースなどを担当、教室内外にて活躍中。
製菓専門学校の教職も務めてきたパティシエール。

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