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チョコレートお仕事インタビュー アーカイブ

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2008年07月30日

【チョコレートに関わるお仕事紹介】その1.菓子開発企画担当:江川さんの場合

皆さま、こんにちは、平岩理緒です。

先日、外出しようと思ったら、親子連れの方の多いこと・・。あぁ、もう夏休みなんだなぁと実感した一幕でした。

さて、先日ご紹介したとおり、この夏は、「食育」にも取り組んでいる江崎グリコさんのご協力を得て、「チョコレートに関わるお仕事」シリーズということで、チョコレートに携わる方々へのインタビュー記事を掲載して参ります。

まず最初は、チョコレートの商品開発に取り組んでいる「菓子開発企画部:江川直(えがわすなお)さん」に突撃対談インタビュー!

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平岩(以下・平)
 今現在のお仕事について、どんな内容なのか、概要をご説明ください。

江川(以下・江)
 チョコレート商品の企画開発をしています。どうすればお客様がもっと喜んでくれるか?を常に考えながらアイデアを出し、新しい商品の味やパッケージについて考える一方で、作った商品について、どうしたらお客様が手に取ってくれるのだろう?といったことも考えています。

平 江崎グリコに就職された時には、どんなお仕事をしたいと思って入社されましたか?

江 新しいお菓子を作ってみたい、この世の中に存在しないものを作ってみたい、と思ってました(笑)!

平 それはまた、壮大な野望ですね(笑)
 ちなみに、子供の頃は、何になりたいと思っていましたか?今のお仕事は、それと関わる部分はありますか?

江 昔はコックさんや電車の運転手に憧れていました。ただ、今の仕事と関連する部分はほとんどないかな・・。

平 でも、「コックさん」というあたりに、何かを作り出す仕事に憧れていたのかも?という様子が伺えますね。今のお仕事に就いて、初めて、特にやりがいを感じたのは、どんな時でしたか?

江 お客様が御店で、自分が作ったチョコレートを僕自身の目の前で手にとって、買い物籠に入れられたとき、思わず興奮してしまうくらい嬉しかったです。

平 あぁ、それはきっと、嬉しいですよね。作り手ならではの醍醐味ですね。
 でも、大変なこともありますよね。最近、チョコレート関連のお仕事で、苦労したことは何ですか?あ、企業秘密に差し支えない範囲で結構ですよ(笑)。

江 自分が「おいしい」と思って作った商品の企画アイデアでも、いろんな人の意見を聞いてみると、「これはおいしくないんじゃない?」とか「これだと売れないよ」という意見をいただくことがあって・・。
 やはり思い込みだけでは新しい商品は作れないなあ、と感じたことが(実はしょっちゅう)あります。

平 だからこそ、チームで取り組む意味があるんですね。切磋琢磨していくと言うか。

江 あと、新商品を工場で生産するときに、思った通りに機械が動かず、なかなか製品が完成しないことがあり、工場の現場で働く皆さんにご迷惑をおかけしてしまったことがありました。

平 なるほど。開発企画のご担当は、アイディアを出すだけでなく、実際に工場で生産する場面に、日々深く関わられるのですね。
私も、昨年、九州グリコの工場見学をさせていただき、とても勉強になりました。
http://www.glico.co.jp/choco/blog/2008/01/post_432.html
そうそう、グリコピア神戸では、ポッキーやプリッツの生産ラインを見ることができるんですよね。夏休みは、親子で見学される方のお申し込みが多いことでしょうね。
http://www.glico.co.jp/glicopia_kobe/10guide.htm

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続いて江川さんには、江崎グリコのチョコレートの中で、思い出に残るエピソードなどをお伺いして参りたいと思いますが・・この続きは次回、お楽しみに!

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2008年07月31日

【チョコレートに関わるお仕事紹介】その1.菓子開発企画担当:江川さんの場合<続き>

皆さま、こんにちは、平岩理緒です。

江崎グリコの社員の皆様への突撃インタビュー、「チョコレートに関わるお仕事」シリーズ。第一弾は、チョコレートの商品開発に取り組んでいる「菓子開発企画部:江川直(えがわすなお)さん」にお話をお伺いしております。

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平岩(以下・平)
 江川さんが、江崎グリコのチョコレート商品等の中で、特に好きなもの、思い出に残るエピソードなどがあれば、ぜひお聞かせください!

江川(以下・江)
 バンホーテン[ディアカカオ]ですね。
http://www.glico.co.jp/dearcacao/index.htm
 今まで自分が企画して発売した商品と比べても、買っていただいたお客様から「おいしかった!」というご意見を特にたくさんいただくことができ、今も担当者として、「もっと頑張っていかないと!」と思ってます。

平 オランダが世界に誇る上質のココアパウダー、バンホーテンを練りこんだチョコレートですね。それだけ思いが強いということは、バンホーテン[ディアカカオ]は、それまでのチョコレートと比べて、関わり方も深かったんですか?

江 やっぱり、「ゼロから企画して発売することができた初の商品」だから、思い出に残ってるんですね。
それまでの仕事の経験の中で、僕自身が感じていた「チョコレートの奥深さ」を商品としてお客様にお届けしたい、という想いから作り上げました。

平 チョコレートの奥深さ・・それは気になりますね~。
お客様から「おいしかった!」という声がたくさんあったということなのですが、どういうふうに美味しい、ということだったのでしょう?

江 「おいしかった!」というご意見は、確かにたくさんいただきます。ただ、「どういう風に」というコメントは、なかなかお客様から直接表現いただけるものではないんです。
「これまでに食べた中で一番」とか「他にはないおいしさ」といったコメントをいただくことはありますが・・。

平 商品開発の担当者は、そういう、形にならない、お客様の気持ちの中にある「声」を聞かなくてはならないんですね。
江川さんとしては、そのように褒めていただいた理由は、どんなところにあったとお考えですか?

江 「おいしい」とおっしゃっていただいたのは、まさにこの商品企画において狙いとしていた「チョコレートの奥深さ」がうまく表現できて、それをご評価いただけたからだと思っています。
 ご感想の中で、たとえば、「ココア感が強い」とか「くちどけがなめらか」といったコメントをいただけるのが嬉しいですね。

平 バンホーテン[ディアカカオ]は、香りの変化を表した「香味曲線」というのを示してくれていますよね。あれは面白いなぁと思いました。美味しさというのは、味覚だけでなく、五感で感じるもの。中でも、「香り」の占める要素というのは、非常に大きいんですね。
http://www.glico.co.jp/dearcacao/flavor/index.htm

江 ただ、まだまだ全てのお客様にご満足いただけているわけではないので、日々改善をしていこうとリニューアルに取り組んでいます!

平 さらに美味しくなるよう歩み続けるのですね。江川さんは、これから、江崎グリコでどんなことをやっていきたいですか?

江 具体的な商品アイデアについては、企業秘密・・(笑)ですが、僕が商品を作る際の基本的なスタンスとして、お客様がそれまで楽しんでいた「おいしさ」をベースにしながら、いい意味で常識外れな、いい意味で期待を裏切る部分を創り出していきたい、と思っています。
 なので、一見普通に見えるものでも、食べてみるとこれまで味わったことのないような感覚が楽しめたり、逆に見た目が変わったものでも、味が非常にベーシックだったり…というような企画を創り出せれば良いな、と思っています。

平 それは、最初に入社された際に抱いていらした夢を、一歩一歩、実現しているという感じですね。
ご自身の生き方全体を通じた夢についても、お聞かせいただけますか?

江  「夢あるポジティブ・華あるアクティブ」というのを自分のスローガンにしているんです。何事にも前向きに立ち向かっていき、無理?と思えるようなことも楽しく積極的に実現していこう、と思いながら仕事をしていきたいです。
 これからも、もっとたくさんのお客様に、「こんなおいしさ他にはない!」と思ってもらえるような新しい商品を、企画開発していきたいと思っています。

平 では、最後になりますが、これから、次世代を担う子どもたち、お父さん・お母さん達へのメッセージがあれば、お願いします。

江 色んな新しいことにチャレンジして欲しいです。僕自身もそんなことができている訳じゃないですけど、今までになかったことにチャレンジすることで、新しい自分を発見できたり、もっとワクワクできたり、楽しいことがいっぱい増えていくと思います。

平 それは、私も同じですね。好奇心旺盛で、チャレンジだらけの人生です(笑)。だから、自分で切り開く大変さもありますが、すごく楽しいですね。
 江川さん、貴重なお話、ありがとうございました。これからも美味しいチョコレートを色々と提案していってください!

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「チョコレートに関わるお仕事」シリーズ、次回は、またがらっと違うご担当の方に、お話をお伺いしていきたいと思います。どうぞお楽しみに!

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2008年10月03日

【チョコレートに関わるお仕事紹介】その2.神戸グリコ技術課担当:廣實さんの場合

皆さま、こんにちは、平岩理緒です。
「チョコレートに関わるお仕事」について知りたい!シリーズということで、日々、チョコレートに携わりつつ働いていらっしゃる方々へのインタビュー記事を掲載しています。

第1回の「菓子開発企画部:江川直(えがわすなお)さん」の回はこちらをご覧ください

今回お話をお伺いするのは、江崎グリコさんの製品を製造する子会社、「神戸グリコ」の技術課担当でいらっしゃる「廣實 倫明(ひろざね ともあき)さん」です。

廣實さんは、商品の生産設備の導入や、改良などを担当していらして、先日新発売となった「[バンホーテン]プライムガトー」の企画実現にも大きく関わってくださったそうです。

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平岩(以下・平)
 今現在のお仕事について、どんな内容なのか、概要をご説明ください。

廣實(以下・廣)
 新製品、リニューアル品の導入時の設備担当です。開発部の方が設計された製品を工場で生産する為の機械装置を導入しています。まだまだ、未熟な為、製品企画を設備にあわせてもらっているところが多く、開発部の方には申し訳ないです。

平 江崎グリコに就職された時には、どんなお仕事をしたいと思って入社されましたか?

廣 工場の電気部門の担当者になりたいと思っていました。入社当初は電気のことをしていましたが、今ではほとんどしなくなりました。

平 小さい頃から、そういったことにご興味があったんですか?
 子どもの頃には、何になりたいと思っていましたか?

廣 電気屋さんとコックさんです。小さいころは家に電気屋さんがきて工事をしているときずっと横で見ていました。
コックさんは背の高い帽子にあこがれていただけです。電気関係は多少今の仕事でかかわっています。

平 では、子どもの頃の夢を、初志貫徹されたのですね!
 今のお仕事に就いて、初めて、特にやりがいを感じたのは、どんな時でしたか?

廣 導入した製品がちゃんと出来上がった時に、現場の方に「担当がヒロザネさんでよかった!」と言われた時です。
自分が一生懸命になっていれば関係者も一生懸命になってくれるし、その時にもめることもありますが、最終的に関係者の方々と喜びを分かち合えたときが一番やりがいがあります。

平 それはきっと、嬉しい一言でいらしたでしょうね。
 反面、大変なことも色々とありますよね。最近、チョコレート関連のお仕事で、苦労したことは何ですか?

廣 チョコレートは液体状のものを型に流し込んで冷やして固めて、その型から抜くのですが、型からなかなか抜けない製品がありました。その時はいろいろな先輩にアドバイスをいただき何とか切り抜ける事が出来ました。

平 私も、お菓子を作っていて、ムースなどが型からなかなか出ないこと、ありますよ。
先輩からはどんなアドバイスをいただいたのでしょう? 気になります!

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続いて廣實さんには、最近、開発に関わられた江崎グリコのチョコレート製品「プライムガトー」への思い入れや、プライベートのご趣味などもお伺いして参りたいと思います。
この続きは次回、お楽しみに!

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2008年10月10日

【チョコレートに関わるお仕事紹介】その2.神戸グリコ技術課担当:廣實さんの場合<続き>

皆さま、こんにちは、平岩理緒です。
「チョコレートに関わるお仕事」についてのインタビュー記事、「神戸グリコ」の技術課担当、「廣實 倫明(ひろざね ともあき)さん」にお話の続きを伺って参ります。

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平岩(以下・平)
 江崎グリコの商品の中で、特に好きなもの、思い出に残るエピソードなどを教えてください。

廣實(以下・廣)
 バンホーテンプライムガトーです。私は小さいころからバンホーテンのココアが好きでした。それがチョコレートになったバンホーテンディアカカオはとても好きです。そのバンホーテンシリーズで設備を初めて担当させていただいたのがプライムガトーだからです。

平 廣實さんが、企画の実現に大きく関わられたという「[バンホーテン]プライムガトー」。今のところ東日本先行発売ですね。

プライムガトーの工場設備は、他の製品と比べて、何か特別なんですか?

廣 ビスケットとチョコが一緒になっているため、ビスケットの湿気をコントロールするのが重要になります。今回はその対策として、チョコに対する湿度管理を実施しました。
もう一つは、前にもお話しした通りですが、チョコレートを型からの抜く方法です。具体的には 企業秘密なのでお話しできないのですが。。。

平 例によって、企業秘密が気になる私です(笑)。
廣實さんにとって、プライムガトーは、どんなところがオススメですか? 2種類のうち、どちらの味がよりお気に入りといったことも、もしあれば・・。

廣 個人的にはココアが好きです。バンホーテンならではのコクのあるチョコレートとココアのビスケットが絶妙にマッチしていると思います。
ココア味も気に入っているのですが、 実は春になると新しいフレーバーが登場します。その、新しい種類も結構好きです。どんな味かは秘密ですが・・。
あと、実はあまり知られていないのですが、チョコレートの模様はよく見ると2種類ある ということです。お買い求めの際はじっくり見てみてください。

平 ふふふ、絵柄が2種類あること、ちゃんと気づいていましたよー。
来春に新しい味が登場するのですか。それは気になりますね!
そうそう、廣實さん、ご趣味が「釣り」でいらっしゃるそうですね。おぉ!見事な獲物ですね。釣った魚は何ですか?

廣 鰤(ブリ)です。5.4kgありました。2年前ほどから青物狙いのジギングを始めたのですが、 鰤を釣り上げたときは足の震えがとまらないほど興奮しました。今ではもう完全にはまりこんでしまっています。

平 お仕事でもプライベートでも色々と挑戦されて、充実していますね!
廣實さん、貴重なお話をありがとうございました。これからも様々なチョコレート製品の基礎となる設備開発、頑張ってください。

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「チョコレートに関わるお仕事」シリーズ、次回は、また違ったご担当の方に、お話をお伺いしていきたいと思います。お楽しみに!

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2008年10月28日

【チョコレートに関わるお仕事紹介】その3.菓子開発研究所:田中さんの場合

皆さま、こんにちは、平岩理緒です。
「チョコレートに関わるお仕事」について知りたい!シリーズということで、日々、チョコレートに携わりつつ働いていらっしゃる方々へのインタビュー記事を掲載しています。

3人目の今回は、女性のお話をお伺いしましょう。江崎グリコの菓子開発研究所の「田中友子(たなかともこ)」さんです。

田中さんは、この秋、「OTONA GLICO(オトナグリコ)」をコンセプトとした、【25年後の磯野家】のCMでも話題の「アーモンドプレミオ」を担当していらっしゃいます。

第1回の「菓子開発企画部:江川直(えがわすなお)さん」の回はこちらをご覧ください。

第2回の「神戸グリコ 技術課担当:廣實倫明(ひろざねともあき)さん」の回はこちらをご覧ください。

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平岩(以下・平)
 田中さん、こんにちは。現在のお仕事について、大体どんな内容なのか教えてください。

田中(以下・田)
 チョコレート商品の研究開発をしています。商品を作る上で、召し上がっていただきたいお客様に合わせた味作り~工場への導入や、お客様に安心して食べていただくための品質確認などを担当しています。

平 子どもの頃には、何になりたいと思っていましたか?

田 考古学者になりたいと思っていました。弥生時代から奈良時代までが好きで京都と奈良で史跡を見るのが好きな変わった子供でした。
今の仕事との関連は、、関西圏で生活していることでしょうか。

平 それは渋いですね! 実は私も、小学生の頃から歴史が好きでしたよ。京都・奈良の修学旅行の自由行動計画なんて、ウキウキしながら考えました。
でも、今のお仕事は理系、という感じですね。ご自身でも思いもよらない方向に進まれたのではないでしょうか?
江崎グリコには、どんなお仕事をしたいと思って入社されましたか?

田 「モノ」を作り出すことに憧れを持ってメーカーに入社したので、商品作りにかかわりたいと思っていました。
お客様をあっと驚かす類の商品ではなく、気がつけばいつも隣にある、身近でやさしい商品を作りたいな、と。

平 心和む存在のお菓子・・。いいですね。田中さんのお人柄がにじみ出ているのかも知れませんね。
今のお仕事に就いて、特にやりがいを感じたのは、どんな時でしたか?

田 やはり、お客様が店頭で自分が開発した商品を選んでくれたときです。
「お金を払って買っていただく」というのはスゴイことだと思うので。

平 嬉しくて、心の中で、「それ、私が作っているんです!」と思わず叫んでしまいそうですね。
でも、そこに至るまでには、様々な苦労がおありのことと思います。
最近、チョコレート関連のお仕事で、苦心しているのはどんなことですか?

田 世界的な食料高で原材料が高くなる一方ですが、お客様の商品に対する目は
厳しくなっているので、商品の原価と製品力ののバランスで満足いただくよう工夫するのが難しいです。
また、品質面でも「グリコの製品なら大丈夫」といっていただけるよう、日々緊張の中で仕事をしています。

平 「食の安心・安全」に対する関心は、日増しに高まっていますものね。
では、田中さんが、江崎グリコのチョコレートの中で、特に好きなもの、思い出に残るエピソードがおありのものがあれば、お聞かせください。

田 学生のころは「冬の口どけポッキー」が大好きでした。こんなにおいしいものがあるんだ!と、いいことがあったときにご褒美買いをしていました。
そのころから「江崎グリコ」という会社を意識していたのかもしれません。

平 私も学生の頃、「冬限定チョコレート」がコンビニや大学生協に並んでいたのを思い出します。学科やサークルの中で誰かが新製品を買ってくると、みんなで味見したり・・。気づけば、隣にあった身近な存在でしたね。
田中さんが今後のかなえていきたいのは、どんな夢ですか?

田 お客様が召し上がってから10年後にも印象に残っているような商品を作って行きたいと思っています。あくまで食品メーカーに在籍するものとして、「商品」を通じて夢をかなえていきたいなと思います。

平 新製品が次々と出てきて、流行り廃りのサイクルが目まぐるしい世の中ですが、長く愛されるものを育てていくことができたらいいですよね。
これから、次世代を担う子どもたち、お父さん・お母さん達へのメッセージがあれば、お願いします。

田 今、いろいろな情報があふれかえる中で、相対的に、食への関心の比重は薄れてきてるように思います。
「食べること」は「いきること」の基本だと思うので、いっしょにその意味を考えていければなと思います。

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田中さん、笑顔とともに、胸に響くお話をどうもありがとうございました。

「チョコレートに関わるお仕事」シリーズ、次回は、もう1人、女性の方にお話をお伺いする予定です。お楽しみに!

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2008年10月30日

【チョコレートに関わるお仕事紹介】その4.菓子開発研究所:松岡さんの場合

皆さま、こんにちは、平岩理緒です。
「チョコレートに関わるお仕事」について知りたい!シリーズ第4弾。
日々、チョコレートに携わりつつ働いていらっしゃる方々へのインタビュー記事を掲載しています。

今回は、江崎グリコの菓子開発研究所の「松岡美穂(まつおかみほ)」さんです。

松岡さんは、この秋、東日本先行発売となった「[バンホーテン] プライムガトー」のご担当です。

第1回の「菓子開発企画部:江川直(えがわすなお)さん」の回はこちらをご覧ください。

第2回の「神戸グリコ 技術課担当:廣實倫明(ひろざねともあき)さん」の回はこちらをご覧ください。

第3回の「菓子開発研究所:田中友子(たなかともこ)さん」の回はこちらをご覧ください。

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平岩(以下・平)
 松岡さん、こんにちは。まずは、現在のお仕事の内容について教えてください。

松岡(以下・松)
 新商品の開発研究をしています。毎日、新商品の試作をして、先輩や開発の担当の方と相談をさせていただききながら進めています。

平 子どもの頃には、何になりたいと思っていましたか?

松 子供の頃は、書道の先生になりたいと思っていました。そして、食に関する仕事につきたいと思い始めたのが高校生のころです。それから大学でも食について学び、今、食と関わるお仕事をさせていただいているのが嬉しく思います。

平 高校生の頃から、将来のイメージを少しずつ描いて、目標に向かって歩んでいらしたんですね。
江崎グリコには、どんなお仕事をしたいと思って入社されましたか?

松 食育への意識が高まっている中で、残念ながら、食品偽装や原料高騰といった問題も増え、お客様には安心していただける安全なものをお届けしたい!という気持ちで入社いたしました。
そして、“グリコの味”を持ちつつ“自分の味”も活かしたお菓子を作ってみたい!と思っていました。

平 今のお仕事に就いて、特にやりがいを感じたのは、どんな時でしたか?

松 まだ働き始めて数ヶ月ですが、毎日学ぶことの繰り返しで、新鮮で、いつもやりがいを感じています。
その中でも特に印象的だったのは、自分が配合した製品が実際に工場で作られて出てきたときです。自分が頭の中で考える味を実際に作るというのは、思っていたより上手くいかず、難しいですが、製品になって出てきた時はとても嬉しく思います。

平 今年入社されたばかりでいらっしゃるのですね! それは、忙しくも充実した毎日でいらっしゃることでしょう。
最近、チョコレートに関わるお仕事で、苦心したことはありましたか?

松 研究所で試作しているものを、実際に工場で大きな製造ラインで作ってみると味が変わってしまったり、うまくいかなくなるときがありました。そうなった時に、どう対処したらよいのか全く分からず、とても困ってしまいました。

平 どうやって対処されたんですか・・?

松 自分が頭の中で描いている味に近づくように配合を変えられる範囲で調節したり・・。
また研究所には大きな製造ラインがないので、焼き加減にも注意しなければなりませんでした。すごく未熟さを感じたのですが、とても大きな経験をすることが出来たと思っております。
そして、先輩方には自分の作った配合にしっかり自信を持っていなければならない!と言われました。そう言われて、今の自分には自信がないことに気づき、もっと自信を持たないといけないと思いました。その自信を貫く意思もしっかりしなければならないと学びました。
まだ、知識も経験も浅いので、どんどん学んで臨機応変に対応できたらいいなと思います。

平 頼りになる先輩方と一緒にお仕事ができるのは、心強いですね。いつか、松岡さんも、後輩の方達に慕われるようになるのでしょうね。
江崎グリコのチョコレートの中で、特に好きなもの、思い出に残るエピソードがおありのものがあれば、お聞かせください。

松 私が小さい頃に良く食べていたのがカプリコでした。大きくてすごく満足感があって、子供の頃の私には ご褒美のようなものでした。入社してその話をお世話になっている先輩に話すと、その先輩が実際にその頃のカプリコを作ってらしたので、とても驚きました。

平 なんだか、ここに来るべくして来た・・というような、不思議なご縁、つながりを感じてしまいますね。

松 そして、特に好きなチョコレートはディアカカオです。入社するまでは知らなかったのですが、入社してすぐに食べて、すごく好きになりました。その一番好きなチョコを、今、開発の方たちと一緒に作っているのでとても嬉しいです。

平 今、開発に関わっていらっしゃる「プライムガトー」は、松岡様から見て、どんなところがオススメですか?

松 「プライムガトー」<ココア>は、ココアのまったりとした感じが味わえ、ビスケットがサクッとしているので重たく感じません。
また、「プライムガトー」<ベリー>の方は甘ずっぱさが味わえ、「[バンホーテン]ディアカカオ」のチョコレートの香りとすごく合うと感じています。
どちらとも美味しくて好きなのですが、ココアの方が、食べたときにチョコとビスケットのダブルのココア感にひたれるので、私はすごく気に入っています。

平 今後の夢は、どういったことですか?

松 “今”を後悔しないようにしっかり生きて行きたいと思います。今、江崎グリコの菓子開発研究所というところで自分の商品を作れるチャンスを与えられているのだから、できるだけたくさんの商品を作りたいです。そしてそれが、広く多くの方に愛される商品になってくれることが、私の夢です。

平 ぜひ、いろんなことに挑戦していってください!
これから、次世代を担う子どもたち、お父さん・お母さん達へのメッセージがあれば、お願いします。

松 チョコに対しては、食べると太る、虫歯になるなど、あまりよくないイメージをお持ちかも知れません。しかし、少しずつではありますが、最近ではチョコは健康に良いものとして見直されてきつつあります。私自身も全く知らなかったのですが、チョコを作る仕事に就き、たくさんの発見をしました。
これから進路を決めて将来の道を切り開いていく皆さんも、ひとつの考えにとらわれず、広い視野を持って突き進んでいって欲しいです。そして、私も分からない事ばかりですが、これからも先輩方にたくさん学び、様々な発見をしていきたいと思います。

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松岡さん、フレッシュな意気込みにあふれるご回答、どうもありがとうございました。

「チョコレートに関わるお仕事」についてお話を伺うと、チョコレートの製品が私達のもとに届くまでの間に、本当にたくさんの方の手を経ていることがよくわかりますね。
美味しいチョコレートとの出会いに、改めて感謝したいですね!

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2009年01月05日

『料理王国』2月号に「アーモンドプレミオ」開発担当者のインタビューが!

あけましておめでとうございます、平岩理緒です。お正月、いかがお過ごしでしたか?

『あっ。大人になってる。』と感じた時を表現していただく「チョコアート」も、間もなく応募締切です。正式な締切日は改めて発表いたしますので、作品を考え中の方は、お急ぎくださいね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、明日1月6日に発売される『料理王国』という雑誌の2月号に注目してください!
「女子スイーツ系お仕事案内 絶対パティシエールになる」という特集で、スイーツのお仕事をしている女性達が紹介されています。

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その中に、江崎グリコの商品開発担当でいらっしゃる、上木裕子さんのご紹介もあるのです。上木さんとは、私も、以前に九州グリコの工場見学をさせていただいた際などに、お話させていただく機会がありました。
雑誌にも書いてあるとおり、昨年、「25年後の磯野家」のTVCMが話題となったチョコレート、「アーモンドプレミオ」の開発を担当された方なんですよ!
アーモンドプレミオのこだわりについて、詳しくはこちらをご覧ください

グリコのアーモンドチョコは、50年以上の歴史を持った、ロングセラー商品でした。
そんなファンの多い商品を、パッケージも形も変化させるのには、並々ならぬ勇気と苦労が必要だったはず。

インタビューには、そんな上木さんの日頃のお仕事ぶりを伝える言葉がつづられています。

実はこの雑誌の同じ特集に、私もスイーツコーディネーターとしてご紹介をいただいており、発売に先駆けて入手することができたのです。

同じ女性達の、それぞれの立場での活躍ぶり。私も心励まされます!
よろしければ、書店で手にとってご覧になってみてくださいね。

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